今年は息子に「早く、早く」と言いたくない

 それもあっての、「今年はキレない」。

 これは、もちろん、虎に対しても、だ。

 学生たちのように言葉が達者でない虎は、「ママ、キレないでよ」とは言わないけど、この言葉が分かっていて、かつ泣かずに言えたなら、おそらくこの言葉を言うであろう場面は、ある。ついつい、声を荒らげて、「もう早くって言ってるでしょ」「なんでもいいから、早くして!」とか、わけの分からない怒り方をしている時がある。これは、「キレてる」って言うのだろうな、子どもにとっては。

 そういえば、一度、「どうして早くって言うの!」と虎に反論されて、はっと思ったことがある。

 どうしてだろう。と考えると、それはほとんど大人の決めた都合だったりする。

 幼稚園の始まる時間など規律は守れたほうがよいのだが、もっとリミットを気にせず自由にできる時間があってもいいのに、それを与えてあげていないのかなと思う。せめて仕事のない日は時間を気にせず気長につきあってやらないとなぁ。そして、やっぱり相手を追いつめるだけのような「キレ方」はしても意味がない。結局、その後に自分だって嫌~な思いをするだけなので、もう今年はやめよう。

 ということで、「今年はキレない」。キレそうになっている私を見たら、今年の目標を思い出させてやってください。

お正月、1歳違いの従兄弟のお兄ちゃんにべったりくっつく虎(写真下)
お正月、1歳違いの従兄弟のお兄ちゃんにべったりくっつく虎(写真下)

【夫のアトコメ】

 今年の目標……というか、目下のところ頭がいっぱいなのは2月上旬からのことについて。

 ヨメが仕事で1週間の海外取材にいくことが決定。

 ということで、期間限定のシングル・ファーザーとなることになったわたしは、1月中旬の今から戦々恐々としてしまい、かつ、戦々恐々としている自分に愕然ともしています。ずいぶん子育てに参加してるような気になってたけど、いやいや、実はほとんどのところがヨメ任せだったんだな、と。

 どんなことになるかは見当もつきませんが、一つ思ったのは、世の中のパパたるもの、こういうこと体験しといたほうがいいのかな、ということ。いかに自分が何もしていなかったか、痛感できます。