タレント、二児の母、そして「ホリプロ保育園」えんちょーとして活躍する安田美香さんが、子育てに役立つかもしれないモノやサービスを実際に試してみる『ホリプロ保育園DUAL出張所』。今回は「manma家族留学フェスタ」でのパネルディスカッションの模様をリポート。そして、話題の自動調理家電、ティファールの「Cook4me(クックフォーミー)」をお試ししてみました。

「働き方も育て方も家族の数だけある」――これから親になる人達へ

 「あなたはひとりじゃない! つながるってすてき!」を合言葉に、子育てに関する様々な想い&情報をお届けしている「ホリプロ保育園」。子育てが楽しくなる取り組みをされている人&モノを取材し、300本近い動画を配信しています。

 以前、この連載でも紹介しましたが、「家族留学」というステキな取り組みをしている学生団体があります。2年ほど前に女子大生が主体となって立ち上げられた「manma」という団体です。大学生がいろんな家族を訪問し共に過ごすことで、子育てのリアルや家族の様々なあり方に触れ、自身のキャリアライフプランと向き合うという活動をしています。最近では、男子大学生の関心も高く、参加も増えているのだそう。

 先日開催された「manma家族留学フェスタ」の中で、「ホリプロ保育園」から学生の皆さんに向けて、「働き方も育て方も家族の数だけある」と題し、パネルディスカッションを行いました!

 ご登壇いただいたのは、厚生労働省職業安定局 鈴木隆彦さん/テンプスタッフ株式会社 園田圭美さん/「oton+to」編集長 布施太朗さん/内閣府男女共同参画局 南順子さん(五十音順)。

 大学生の皆さんからは、「何歳で結婚して、何歳でお子さんを持ちましたか?」「結婚相手の好きなところはどこですか?」「家族を持ってよかったことってなんですか?」など多くの質問が寄せられ、パネラーの皆さんにこれまでの経験を基に、それぞれの切り口からお答えいただきました。

 「女性が育児休業や子育てで仕事を辞めたとき、ブランクってどのくらいまで大丈夫なのでしょうか?」という質問には、「働く」のプロである園田さんにお答えいただきました。

 その中でも

園田さん:女性が働き続けるときには、単純にお金だけが目的ではなく、一時期は収入よりも、家族の時間や就業実績を積むことなどに重きを置いて、ペースダウンする選択肢があっていいと思います。大事なことは、ペースダウンしても途切れずに働き続けることです。

という言葉は、特にメモを取って熱心に聞いている学生さんの姿が多く見られました。

 また、「子どもができてから、働き方は変わりましたか? 育児休業を取ってみていかがでしたか?」という質問には、鈴木さんにお答えいただきました。

鈴木さん:自分は今まさに育児休暇中なのですが、「産後って大人と接する機会が激減するんだな」と驚きました。赤ちゃんが小さいうちは外にもなかなか出られないですし、「大人としゃべらないまま一日が過ぎていくことがある」と知ることができました。主婦の皆さんの気持ちが分かったのは、とても大きかったですね。

 なんと鈴木さんは走り幅跳びの選手で、「世界陸上に出たい!」という熱い夢をかなえるために、一度仕事を辞めて陸上競技に専念した経歴があるんだそう。

鈴木さん:結果、世界陸上に出るという夢はかなえられませんでしたが、失業してハローワークへ雇用保険をもらいに行ったことが、現在の厚生労働省への就職につながりました。たとえ夢が失敗に終わったとしても、それが別の道を引き出すこともあるので、学生の皆さんには、夢や目標を大切にして、ベストを尽くしてもらえたらと思います。

 そして働き方を変えた経験がある布施さんからは、人生の大事なポイントを教えていただきました。

布施さん:自分は以前はモーレツな仕事人間でした。でも、長男が小学3年生になったとき、ふと「父親(おとん)が子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない」ことに気づいて、働き方を変えました。現在中学校でPTAの会長をやっているんですが、「今、楽しめてるか」というテーマを持って取り組んでいます。働いて子育てしていると、色々と大変なことも降りかかってきます。でも、それをいかに楽しめるかだと思うんです。どうせやるのなら、楽しんでやったほうがいいですよね。学生の皆さんも今を思いっきり楽しんでください。

 最後に学生の皆さんに向けて、南さんからはこちらの言葉が贈られました。

南さん:将来について、知識や備えがあるのはとても良いことだと思いますが、今の時点でシミュレーションしている人生がその通り実現するとは限らないので、あまり考え過ぎず、予想外の出来事や選択を楽しんでいく姿勢も大切だと思います。そのとき、一緒に悩んだり喜んだりしてくれる「味方」がそばにいると、さらに心強いですね。

 家族の数だけ、働く環境も子どもを育てる環境も違いますが、ぜひその多様性を大切にしながら楽しんでもらいたいということが、学生の皆さんに伝わっていたらうれしく思います。若い方にこそ知っていただきたい、子育てのリアル。大変だけれど、かけがえのない喜びや楽しさがあること。

 ホリプロ保育園では「こんなにステキな子育ての選択肢がたくさんあるよー!」と、これからもお伝えしていきたいと思います!

60種類超のレシピを内蔵。ボタンひとつで圧力調理もできる、時短の味方!

 さて、今回の子育てグッズのお試しは、もりもり記者オススメ、ティファールの「Cook4me(クックフォーミー)」。

もりもり記者:ティファールの「Cook4me(クックフォーミー)」は、炒める、煮込む、蒸すに加え、圧力調理までできる自動調理家電なんです。メニューを決定すると、必要な材料が表示され、あとはその案内に従って下ごしらえした材料や調味料を加えると勝手に調理してくれます。圧力調理で時短できるうえ、クックフォーミーに1品任せている間に他のものを作れるので、トータルの調理時間も短縮できそうですね。