二児の母&フードライターである中田ぷうさんが、おしゃれでも豪勢でもない“普通”の日の食卓を紹介するこの連載。書籍『闘う!母ごはん 春夏秋冬、子供がいる日の家めし日記』(光文社)からの1品と、初公開となるレシピを2品、毎回紹介していきます。すぐにでもまねしたいヒントが詰まった中田さんの食卓を早速、のぞいてみましょう。

(日経DUAL特選シリーズ/2017年1月収録記事を再掲載します。)

● △月×日 〆のパスタもうまい たことじゃがいものアヒージョ

 オリーブオイルで、煮るように魚介や野菜に火を通すスペイン料理のアヒージョ。具だくさんのイメージがあって、「材料そろえるだけで大変じゃ!」と思っていたけれど、キャンプ仲間に「アヒージョは、具2~3種類で作るのがシンプルでおいしいよ~」と教えてもらってから、一気にハードルが低くなった

 人気の組み合わせはたことじゃがいも(にんにくは必ず入れる)。残ったオイルにはうまみがたっぷり含まれているので、これを使って「貧乏人のパスタ」を作る。

 ゆでたパスタをこのオイルにからめ、粉チーズと黒こしょうをふるだけ。これがまた、うまい!

 材料が少なく作れるパスタのことを「貧乏人のパスタ」と言いますが、これは究極(笑)。
 パセリやドライバジルを散らしても。

『闘う!母ごはん 春夏秋冬、子供がいる日の家めし日記』(光文社)より

 次ページから、書籍に収録していない中田さんのレシピ「朝ごはんにもいい、フライパンみたらし団子」「鮭と節分豆の炊き込みごはん」の2品をご紹介します!