できる時間の中で、親にしてもらったことを子どもにもしてやりたい

 母に作ってもらった刺繍入りの通園バッグは今でも大切にとってあります。それを見て私も子どもに何か作ってやりたいと思い、長女には名前の刺繍を入れた通学用バッグを、長男には好きな電車の柄でランチョンマットを作りました。

幼少期、母に作ってもらった名前の刺繍入りの通園バッグ(写真上・左)は今も宝物。その大切な思い出から藤村さんも子どもに何かしてやりたいと、長女には名前の刺繍を入れた通学用バッグ(写真上・中/右)を、長男には大好きな電車柄でランチョンマット(写真下)を手作りした
幼少期、母に作ってもらった名前の刺繍入りの通園バッグ(写真上・左)は今も宝物。その大切な思い出から藤村さんも子どもに何かしてやりたいと、長女には名前の刺繍を入れた通学用バッグ(写真上・中/右)を、長男には大好きな電車柄でランチョンマット(写真下)を手作りした

 ランチョンマットなら、ミシンで四角く縫えばいいだけの簡単さ。さらに、自分が後で苦労しないよう、洗い替え用に3枚まとめて作りました。これなら安心。

朝食はおにぎりかパン。「おにぎりを作るときは海苔を貼って、キャラクター風にすると、食が進みます」。海苔はあらかじめまとめて複数のデザインでカットしておき時短
朝食はおにぎりかパン。「おにぎりを作るときは海苔を貼って、キャラクター風にすると、食が進みます」。海苔はあらかじめまとめて複数のデザインでカットしておき時短

 料理を作ること自体は好きなのですが、子どもの食が細くて。せっかく作ったのに子どもが残し、ほとんど大人だけが食べるというのは嫌ですよね。なので、少しでも子どもが興味を持って食べられるよう、子どもの好きなものを中心に食事を作ったり、ちょっとした工夫をしたりしています。

 おにぎりを作るときは海苔を貼って、新幹線型にすると子どもは大喜び。見た目次第で食事へのテンションもずいぶん変わります。海苔は時間がある時に、型をまとめて切っておけばそんなに手間はかかりません。パンダが浮かび上がるホットサンド器を購入して作るなど、限られた時間の中で無理なくできるよう、便利グッズを活用しています。実際、食の進み方が本当に違います!