時間が不規則な仕事と2児のスケジュール管理に疲れ果てることも

 アナウンサーの仕事は時間が不規則です。今は週に1日、朝のニュース番組を担当しているので、日曜日は夜が明ける前に出社しますし、夜に業務が入ることもあります。

 6時間勤務の時短制度を申請していますが、6時間で帰れる日はほとんどなく、1週間で全部の曜日が異なる勤務時間なのでとにかくスケジューリングが大変。

 わが家の共働き生活を成り立たせるには、毎日異なる勤務時間に合わせて、2人の子どもの預け先や行き場がなくならないように各所段取りをすることが最重要事項です。まずは、学童保育に通う長女と保育園に通う長男の1カ月のスケジュールを表で見える化し、自分の勤務時間と照らし合わせます。自分が対応できないときは、まず夫に聞いてみる。夫が稼働できないときは、自宅近くに住む実家の両親にお願いしてみる。それでも難しければ、シッターさんに依頼するというように段階をつけてオーダーし乗り切っています。

 長女は学童保育から習い事へ行く日もあり、私が習い事のお迎えに行けない日は学童のシッターさんに別途お迎えも発注する必要があります。スケジュールが急に変更となる場合もあり、シッターさんに知り合いのシッターさんを紹介してもらったことも。

 一方、仕事では他のアナウンサーのスケジュール管理も担当しています。タレントのマネージャーさんのように、各番組からのオーダーに合わせアナウンサーの仕事を決めていく業務です。家では2人の子どもと夫のスケジュールを調整、そして仕事では72人いる全アナウンサーのマネージングを担当する一員です。管理、管理の毎日なので、たまに“管理疲れ”してしまうことも(笑)。さらには、子どもが生まれる前から飼っていた犬、長女が小学校からもらってきたヤゴのお世話までしていたこともあり、公私にわたって幅広く管理をさせていただく日々です。

 一日の中で朝が一番忙しく様々なタスクに追われている中で、会社に着いてから飲むあたたかい1杯のコーヒーでリフレッシュしています。