まず自分で考えてみる、工夫してみる習慣が身に付いた

――ヤマハ音楽教室では、技術指導とともに、豊かな想像力や感受性を育てる教育を行っているのが特長的ですが、それが役に立っていると感じることはありますか?

自由に伸び伸び育ててもらえたことで、「発想する力」「工夫する力」は付いたのかな、と。

エレクトーンのレッスンで何となく覚えているのは、「ドミソ」を弾く指づかいを最初から「こうだよ」と教えられるのではなく、「どの指なら弾きやすいかな?自分が思うとおりにやってみて」と言われる。クラスメイトと「この指かな」「いや、こっちだよ」と、あれこれ試した後で正解を教えてもらえる。

そんな感じで、まず自分で考えてみる、工夫してみる習慣が身に付いたのではないでしょうか。水泳に対しても探求心を持って、物理学や流体力学などを勉強しましたし、大学でも泳ぎの研究を真剣にしていました。

あと、僕は中学生くらいからエレクトーンをマンツーマンで習っていたんですが、新しい曲を覚えるときには、先生に隣に座ってもらって、先生が弾く指の動きを観察して、そのまま完全コピーしていたんです。

そんなこともしていたせいか、水泳でも他の選手が泳いでいる姿や映像を見て、「形」「動き」を捉えるのは得意でした。目標にしていた北島康介さんの動きを真似したこともありますし、さまざまな選手の泳ぎから良さそうなポイントを自分の泳ぎに取り入れていましたね。

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