まずは、強引でも早起きする日をつくる
朝、子どもを起こしてもなかなか起きてくれなかったり、目を覚ました後しばらくぐずっていたりすると、ママ・パパの忙しい朝はさらに忙しくなります。子どもの着替えや園グッズの準備、朝ごはんの用意と片付け、親自身の身支度……と、それでなくとも時間に追われているので、精神的なゆとりがなくなり、思わず子どもに声を荒らげる場面も増えるかもしれません。
朝の起床時間をはじめ、生活リズムを整えることは子どもの健全な成長にとって不可欠です。高校の教師であり、2児のパパである栗田正行さんは、「教育現場で感じることは子どもの学力、そして人間力は、生活習慣がベースになっているということ。極論すれば、子どもの生活習慣さえ規則正しく整えることができれば、その子の将来が明るく輝かしいものになると言っても過言ではない」と話します。
朝起きられる子にするために、何をすればいいでしょう。まずは栗田さんが実践している工夫を教えてもらいました。
■ポイント1 早起き→早寝にする
「無理やりにでも、まずは1日早起きすることをおすすめします。なぜなら、無理にでも早起きした日はいつもより早く眠くなり、自然に早寝になるからです。そうすれば、翌日早起きすることは難しくありません。そうやって、早起きスパイラルに突入していくのです。早起きが徹底できない理由として、早寝ができないことが考えられます。ですから、多少強引でも早起きする日をつくることが有効なのです」
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- トヨタ式で、自分で決めたことをやり切る