今田尚輝さん 43歳 地方公務員(生活保護ケースワーカー)
残業時間(月平均): 10時間
子ども: 8歳(女子)、6歳(男子)
妻の勤務状況: フルタイムの契約社員
「イクメンスピーチ甲子園」では優勝を果たした
共稼ぎ夫婦なら、夫の家事負担は当たり前!
結婚前から、2人で働くことは私と妻の間では共通認識としてありました。経済的に、将来のことを考えると安心ですから。共稼ぎであれば、家事も育児も分担するのは当然のこと。 家事は自分の衣食住に必要なことですから、結婚したからといって妻任せというのはあり得ない。一人暮らしが長かったこともあり、家事に対しての苦手意識もありませんでした。
家事、育児、そして仕事も、100点ではなく、85点を目指すことを心がけています。もちろん「両立」と言うからには、どちらもちゃんとやるべきですが、完璧を狙うのは、ハードルが高い。時間的余裕も、気持ちの余裕もなくなります。
洗濯は子どもを寝かしつけてから。掃除は週一、妻と一緒に
わが家では家事も育児も分担はだいたい決まっていますが、お互い、相手に過度な期待はしない。子どもの離乳食も、レトルトや瓶詰は豊富に売られていますから、使えるものは使い、子どもが大きくなってからは、スーパーの弁当でも、時にはカップ麺でもいいと思っています。妻は手作りにしたいと言いますが、毎日そうである必要はない。部屋の掃除は夫婦二人の担当にしていますが、だいたい週一。子どものいる家は散らかっていて当たり前ですから、それでいいと思っています。
家事や育児ができていなくても、相手を絶対に責めない
夫婦ともに心身が健康でなければ子育ては難しい。以前あまりにも疲れて倒れそうになったとき、「これで僕が入院でもしたらどうなるんだろう……」と不安になって以来、「無理はしない、健康第一」と考えるようになりました。これも夫婦の共通認識。家事や育児ができていなくても、相手のことは絶対に責めない。「疲れているのかな」「具合が悪いのかな」と、想像を膨らませ、自分が代わりにできることはやり、できないことは無理しない。そうすればけんかにはなりません。
保育園は、通常、夫婦ともに会社が休みの土曜日は預けられないことになっているのですが、疲れていて子どもをみるのがきついときは、「体調が悪い」ことを説明し、預かってもらってゆっくり休むようにしています。
<次ページからの内容>
・子育て支援制度や機関はすべて使う
・職場の空気は読まずに「変える」
・変えられないことは受け入れる努力も必要
・子育ては人生最高のエンターテインメント、その心は?
次ページから読める内容
- 支援制度や機関はすべて使うつもりで事前チェック
- 妻の負担にならないよう、お迎えは率先して自分が
- 緊急時に備え、仕事は前倒しに
- すべての仕事に100%で挑む必要はない
- 職場の空気は読むものではなく、変えるもの
- 努力で変えられないことは受け入れる努力をする
- 育児は人生最高のエンターテインメント
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