りょうたっちさん(仮名)40歳 ゼネコン内勤職
残業時間(月平均): 15時間
子ども: 7歳(男子)、4歳(男子)、1歳半(女子)
妻の勤務状況: フルタイムの正社員(総合職)
フレックスタイムを利用し、超朝型にシフト。夕方以降の家事・育児で活躍
フレックスタイムを利用し、毎朝6時45分に出社する“超朝型生活”を7年間続けています。
結婚前から、「総合職の妻のキャリアを応援したい」という思いがありました。ただ、第1子誕生後、妻が復職するまでは、フルタイムの共稼ぎ夫婦が育児をしていくという現実が、私にはきちんと見えていなかったと思います。長男が誕生してからは、子どもに早く会いたくて、仕事が定時に終わった日は飛んで帰り、風呂に入れたり寝かしつけたりしていました。ところが妻は、復職する少し前に、私にこう言ったのです。
「毎日、何時に帰ってくるか分からない人は、子育ての戦力にはならない」。
戦力外通告でした。
同じ立場の同僚に比べたら「やってるつもり」の自分と、妻の想いは大きく乖離していました。妻にしてみたら“できるときだけできることをやる”のは、戦力でもなんでもなかったのです。
当時の私を、自分で「ポンコツ期」と呼んでいます。とにかくピンボケがひどかった。戦力外通告を受けてからも、飲み会が大好きな私は、「職場のコミュニケーションに必要だから」と理由付けをして、飲み会に参加しようとしていました。すると妻から、「お酒が入らないとコミュニケーションが取れない会社なのですか?」と切り込まれる。返す術はありません。ポンコツな私に妻がダメだしをする度に、私は「ああ、そうか」と納得し、自分の働き方を見直していきました。
そうして出した結論が、フレックスタイムを利用することでした。妻から、やることの多い夕方以降に家にいてほしいと言われ、朝6時45分に出勤し、16時15分に退勤する超朝型生活に切り替えたのです。
公園で駆け回る長男と次男
<次ページからの内容>
・りょうたっちさん夫妻の一日のスケジュール表
・退社時間後に会議設定する上司。パタハラが始まった
・さらなるパタハラに妻が放った言葉とは
・軸がぶれないスケジュール管理術
次ページから読める内容
- 家事・育児分担は、常に見直し、アップデート
- 自分の退社時間後に会議設定。パタハラが始まった
- 出産前後の予定表を作成し、育休取得を同僚にアピール
- 新しい上司のもとで再びパタハラにあう
- インパクトの強い仕事を狙って結果を出す
- 自分のなかでブレない軸を持つ
- 時間の記録を整理して分析。“反論の根拠”を作成してパタハラ対策
- 夫婦がぶつかり合いながらもうまくやるコツはベクトルを合わせること
- ツイッターでママ・パパ友を作りストレス発散
- 妻の昇格が決まったときは、ガッツポーズ!
続きは、日経DUAL有料会員の方がご覧いただけます
ログインはこちら
-
有料会員限定記事
子育て、キャリア、夫婦の連携、家計管理など、共働き家庭のニーズに応える共感ノウハウ記事がぎっしり!毎月の総力特集や連載がスマホで便利に読める共働きマガジンです。
-
おでかけサポートメール
平日は時間がないからこそ土日は親子で思い出に残るホンモノ体験を!直前でも参加できるとっておきイベントが満載。メールとともに予約が相次ぐお宝情報を毎週お届けします。
-
共働き応援クーポン
生活用品から子育てサービスまで、共働き暮らしに役立つ商品が割引きされるクーポンを多数ご用意。記事に加えて「お得」もゲット!嬉しい優待サービスをご案内します。
-
「教えて!両立の知恵」
妊娠から育休、職場復帰、小1の壁対策など専門家ノウハウを伝授。子の年齢やテーマで分類されたQ&Aが約300本読み放題、引き放題。賢い共働き家庭に欠かせない大辞典です。
-
ラクラク保育園検索
保育園の細かな施設情報がキーワードや自治体から検索できる使いやすいデータベース。保育園探しを始める共働き夫婦の「保活必勝ツール」です。
-
あなたの街の保育園事情分析
入園決定率、認可整備率、園庭保有率など、自治体ごとの保育園事情を深掘り!保活に役立つ情報が満載です。
-
日経DUALラウンジ
有料会員限定のオンライン会議室です。質の高いクローズドなコミュニティで情報交換ができます。
-
イベント招待/先行受付
専門分野の名物講師によるプレミアムセミナーにご招待したり、優先的にご案内したりします。
もっと見る