子どもを保育園に預けて働くママ達が切実に感じていること。それは、いかに時間を効率的に使って仕事や家事をこなしつつ、子どもとの大切な時間を確保するか。タイムマネジメントは、両立生活における永遠のテーマといえるでしょう。今年こそは上手なタイムマネジメントを、ということで、仕事をきっちり時間内に終わらせるための具体的な方法や時短ライフに役立つ情報をご紹介します

【保育園ママ・パパ/親と子の時間活用2017】
(1) 時短・定時退社ママ必読!今年こそ上手な時間管理を ←今回はココ
(2) 1日のスケジューリング術 年初なりたい自分を確認
(3) 朝ちゃんと起きる!今年親子で取り組みたい生活習慣
(4) 整理整頓、片付けができる子になる毎日の習慣

 子どもの成長に伴い、ママやパパが抱く育児の喜びや悩み、知りたいテーマは少しずつ変化していくものです。「プレDUAL(妊娠~職場復帰)」「保育園」「小学生低学年」「高学年」の4つのカテゴリ別に、今欲しい情報をお届けする日経DUALを、毎日の生活でぜひお役立てください。

時間がないからこそ覚えておきたい3つのこと

 子どもが保育園に通ううちは、園へお迎えに行くために16時や17時で退社する時短勤務や定時退社のスタイルを選択しているママは多いでしょう。

 退社時間を気にしない働き方と違って、毎日の仕事にタイムリミットがあるということは、時間内に終わるかどうかの不安を常に抱えていることになります。復帰前とは違う仕事の進め方を考えなくてはいけませんが、そのおかげで集中力がアップして効率が良くなり、結果、多くの仕事量をこなせるといったメリットがあるのも確かです。

 人材育成コンサルタントでキャリアン代表取締役の河野真理子さんは、ワーママが仕事のタイムマネジメントで押さえるべき3つのこととして、以下を挙げます。

(1)前倒し
 締め切りを確認したうえで、前倒しにして仕事を早く終わらせる。

(2)余裕あるスケジュール
 突発的な事態に備え、ぎりぎりにTo Doを決めず、余裕のあるスケジュールで計画を立てる。

(3)見える化
 仕事の進捗状況や資料の場所は、誰にでも分かるように可視化しておく。

 特に子どもが小さいうちは、毎日の定時帰りだけでなく、病気で仕事を休まなければいけない緊急事態にぶつかる日もあります。「仕事の見える化」を常日ごろから心がけておく習慣はとても重要。次ページからは、自分の仕事の状況を「見える化」する方法のほか、時短勤務経験のある共働きパパが定時に帰るために工夫しているマイルール、先輩ママが時短のために「投資」しているものをご紹介します!

<次ページからの内容>
・自分の仕事の状況を「見える化」する
・定時帰りを守るための先輩パパの仕事術
・先輩ママが伝授!時短家電やサービスに「投資」する