子どもを保育園に預けて働くママ・パパが切実に感じているのは、時間をいかに効率的に使って仕事や家事をこなしつつ、子どもとの大切な時間を確保するか。タイムマネジメントは、両立生活における永遠のテーマといえるでしょう。今回の記事では、ビジネスで活躍している方々に、時間管理上手になるためのノウハウや1年の始め方を教えてもらいました。また、今年こそ自分時間を手に入れたいと思っている人におすすめの、1~2時間あれば楽しめる自分時間の過ごし方例もご紹介します!

【保育園のママ・パパ向け/親と子の時間活用2017】
(1) 時短・定時退社ママ必読!今年こそ上手な時間管理を
(2) 1日のスケジューリング術 年初になりたい自分を確認  ←今回はココ
(3) 朝ちゃんと起きる!今年親子で取り組みたい生活習慣
(4) 整理整頓、片付けができる子になる毎日の習慣

 子どもの成長に伴い、ママやパパが抱く育児の喜びや悩み、知りたいテーマは少しずつ変化していくものです。「プレDUAL(妊娠~職場復帰)」「保育園」「小学生低学年」「高学年」の4つのカテゴリ別に、今欲しい情報をお届けする日経DUALを、毎日の生活でぜひお役立てください。

 子どもを保育園へ入れて時短勤務やフルタイム勤務で働くママ・パパたち。特に子どもが小さいうちは、「どうしてこんなに毎日追われているのか?」「もっと子どもと余裕を持って接したい」「自分へのインプットの時間が一切ない…」といった悩みと激しく戦う日々でしょう。

 誰にも平等に与えられた、1日=24時間、1週間=7日、1年=365日の時間。慌ただしい日々を少しでもうまく管理するためのノウハウを、まずは料理家・手帳術研究家の浅倉ユキさんに聞いてみました。

スケジュールを優先して、隙間時間にタスクをこなす

 浅倉さんによると、1日の時間管理を考える際に分類するべきは、「スケジュール」と「タスク」です。

 「スケジュールとは、仕事であれば定例会議や顧客面談など、プライベートであればママ友とお茶する約束や子どもの習い事などで、つまり、自分の意志で自由に動かすことができないものを指します。タスクとは、自由に動かすことができ、自分で完結させることができる用事です。仕事であれば企画書作りや資料読みなど、プライベートでは買い物や家事などがこれに当たります」(浅倉さん)

 1日の予定を考えるときは、まずスケジュールを優先し、余裕がある隙間時間にタスクをこなしていくという考え方が基本になります

<次ページからの内容>
・「1日」を上手に管理する方法
・年初に、5年、10年で「なりたい自分」のマイルストーンを確認
・自分時間を手に入れたなら…どんなふうに楽しむ?過ごし方一覧