勉強する気分に「ノセる」ために
小学校低学年の子どもが、前向きに楽しく宿題に取り組むために、親が工夫できることはあるでしょうか。DUALでは公立小学校の担任の先生2人と、私立小学校の先生に、共働き家庭へのアドバイスをお伺いしました。
「監視する」ではなく「見守る」姿勢が大切
「お父さん、お母さんにぜひお願いしたいのは、宿題を前向きに楽しく子どもができるようにする、勉強する気分に『ノセる』ことです。そのためには監視、監督ではなく、見守る気持ちが大切です。どうしても親は自分の子どもに厳しくなりがちなので……」(B先生)
「一緒にやる」「食卓でやる」
場所は子どもが安心できる場所、つまり子ども部屋よりも、家族の気配が感じられる食卓がおすすめです。
「見守ってもらっていると思うと、独りぼっちでやるよりも、安心して学習に取り組めるようです。また、難しいかもしれませんが、できるだけ宿題を子どもと一緒に取り組んでほしいと思います」(A先生)
学習の習慣づけは親が声をかけてあげるのが効果的。親の目と声が届きやすい食卓は最適な宿題スペースになります。
「1~3年生までは、ぜひ声をかけて宿題をやるように促してあげてください。習慣づけができれば、4年生以降の『解いて、答え合わせをして、間違い直しまで自分でやる』という学習に無理なくつながるので、親もラクになります」(A先生)
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- 遊ぶ時間がないような時間設計では長続きしない
- 宿題をコミュニケーションツールとして活用して