比較的時間の余裕のある育休中に進めたいこと
職場復帰の見通しが立ったら、復帰後の日々を想定して今から準備しておくべきことは主に以下の4つです。ママが職場に復帰した後の生活に不可欠な「①パパとの家事・育児連携」、子どもの急な発熱など突発的な事態に対応するための「②いざというときのサポート体制」、春からの新生活に向けた「③保育園グッズの準備」、そして「④自分の復帰準備」。
今回の記事では、①のパパとの家事・育児連携について、確認すべき点と対策を見ていきましょう。
① パパとの家事・育児連携
共働き家庭が両立生活を回していくうえで一番大切な準備は「家庭内におけるすべてのこと(家事・育児)を夫婦二人でどう分担していくかの話し合い」といっても過言ではないでしょう。
保育園送り迎え、買い物、ごはんの準備・後片付け、ゴミ出し、掃除、洗濯、子どものお風呂や着替え、寝かしつけ、子どもとの遊び、勉強の見守り、ピンチ時の対応……などなど、日々することはたくさんあります。家のことは全部ママが担当、という「ワンオペ(ワン・オペレーション)育児」ではどこかに必ず無理が出てきます。できることなら、パパとママ二人の出勤時間や帰宅時間、仕事の繁忙期、休日の過ごし方などを柔軟に考慮しつつ、家族にとっての最適な生活スタイルを二人で考えてみる時間を持つことが理想です。
特に、育休中にママが家事・育児を主に担当していた家庭は注意が必要でしょう。育休中の感覚のまま復職すると、復職後はママばかりに大きな負担がかかることに。慌ただしい日々が始まる前に、パパとの連携プレーの具体的な内容をシミュレーションしておくことをおすすめします。
まずは、次ページにある「復帰前のチェックリスト」の各項目を見ながら、役割分担を話し合ってみましょう。