小学生になったら自分から進んで学習する習慣を身につけさせたいと考えているデュアラーは多いようです。また、学校の勉強以外に市販のドリルや通信教育など校外学習もやらせて幅広い知識を身につけさせたり、刺激を与えたりしたいけれど、どんな教材がいいかわからず迷っている人も多いのでは。

そんな中、教育に関心の高い先輩デュアラーの間で話題になっているのがZ会の「小学生コース」。「考える力」を最も重要と位置づける教材で、「本物の学力」が身につくと評判です。他の教材とどんなところが違い、どんな力が身につくのでしょうか。株式会社Z会の幼小事業部で教材の開発に当たっている田中多恵子さんに詳しくお聞きしました。

Z会小学生コースの教材。国語と算数が1冊にまとまったテキストと各教科のドリル、経験学習のテキスト、親向けのサポートブック。ほかに国語、算数、経験学習の添削シートも届く。グッズ的な教材は基本的に使用しない。
Z会小学生コースの教材。国語と算数が1冊にまとまったテキストと各教科のドリル、経験学習のテキスト、親向けのサポートブック。ほかに国語、算数、経験学習の添削シートも届く。グッズ的な教材は基本的に使用しない。

オリジナル教科の「経験学習」とは?

 Z会小学生コースの最大の特長は国語・算数に加えて「経験学習」を教材として設けていることです。経験学習はZ会だけのオリジナル教科。テキストを読んだり問題を解いたりするだけの学習とは異なり、子どもが手を動かし五感を働かせて体験をし、その後自分で考えて絵や文章で表現するまでが1つの流れです。毎月、理科的なテーマ、社会的なテーマの2つが設定されていて、どちらか1つを選び、経験します。添削教材もあります。

 例えば、1年生の「カレーをつくろう」というテーマであれば、カレーに必要な材料を親子で買いに行き、鍋などの道具をそろえ、ごはんを炊き、カレーを作っていっしょに食べます。そのあとで、「けいけんシート」に経験したことを絵で表現して提出します。

 2年生の「ロケットをつくろう」というテーマであれば、保護者にペットボトルを切ってもらってゴムで発射台を作り、手作りロケットを飛ばします。その成果を絵と文章で「けいけんシート」に表現する、という具合です。

 では、この経験学習でどんなことが身につくのでしょうか。

Z会 小学生向けコース