仕事と育児の両立はすべて女がやって当たり前、という空気を変えたい

―― 母親がもっと生きやすい世の中になるために、変えたほうがいいと思っていることはありますか。

蓮舫 企業と男性の意識は変わるといいと思っています。仕事と育児の両立は、すべて女性がやって当たり前、という空気を変えたい。仕事の責任や立場と(男女どちらが家庭と両立するかということは)比較してはだめです。

 制度で育休などを取りやすくする、ということも大切だとは思いますが、意識の部分はパートナー同士で変えてもらわないとなりません。この時代でも、貧困で女子が大学進学をあきらめる、ということがあります。意識を変えて、格差を次世代に引き継がせないことが大事だと考えます。

 息子には教えてきたので、当たり前に家事などをします。そこに男女の意識はない。できる人がやる、というのが自然になっています。

 政治家としては、女性への不公正な扱いは是正すべきと考えています。男女間の賃金格差、労働条件の明確な不平等などです。2020年に管理職の30パーセントを女性に、という目標は否定はしないけれど、世の女性が求めていることは、そこまで上に行きたいということなのでしょうか。今女性たちがやっていることの、ほんの少しのさじ加減を、ちゃんと理解する社会を作ってもらいたいと思っているのではないでしょうか。