先日、日経BP社で小学校低学年のお子さんを持つ皆さんを対象に、親野智可等さんのセミナーを実施しました。親野さんは、公立小学校で23年間、教師を務めた経験からメルマガ「『親力』で決まる子供の将来」を発行する教育評論家です。学習面を中心に小学校生活を充実したものにするために、親は子どもとどう接していくのがいいのかという、親子のコミュニケーションについて話を聞きしました。その内容をお伝えする本連載。6回目のテーマは学力にも直結するといわれる「スケジュール管理能力をつける方法」です。

勉強の締め切り時刻をホワイトボードに書く

親野智可等さん
親野智可等さん

 前回まで、宿題や勉強をきちんとできるようになるための「合理的工夫」を紹介してきましたが、最後にもう一つ、スケジュール管理能力を高めるためにおすすめしたいツールを紹介したいと思います。それは、ホワイトボードです。

 大きいサイズでなくても構いません。A4かB5サイズもあれば十分です。それくらいの小さいホワイトボードを買ってきて、勉強するときの3つのことを書いておくのです。

 その3つとは、「勉強の締め切り時間」「やるべき勉強の内容」「勉強後のお楽しみ」です。例えば、「夕方5時45分まで」「プリント2枚と書き取り」「録画しておいたアニメのテレビ番組を見る」といった具合です。

 このホワイトボードを子どもが見やすい場所に置いておきます。そうするとお楽しみのために、子どもはものすごく集中力が増すようになります。

 大人だって締め切りがないと、いくらでもやるべきことを後に引き延ばしてしまいがちです。締め切りがあれば、頑張れます。これを「締め切り効果」といえるでしょう。

 さて、ここまで小さいホワイトボードの使い方を紹介しましたが、もう一つ、幅が1メートルくらいの大きめのホワイトボードもスケジュール管理に役立ちます。それに今度は「家庭の時間割」を書くのです。

次ページから読める内容

  • 後でやる時間があると、子どもは“本気で”思っている
  • “家庭の時間割”を書くと、時間がないことが分かる
  • スケジュール管理能力は学力に直結する

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