時短ではないけどほったらかせる「電気鍋部門」

 電気鍋は、材料を入れてスイッチを押すだけで、あとは自動で調理をするというもの。「手作り料理が、手間をかけずに調理できる」という点が最大のメリットです。

 ただし、圧力鍋のように「時短」するわけではないので、トータルの調理時間はそれなりに必要。スイッチを押して料理が完成するまでの「ほったらかせる」時間を使って、料理をもう一品増やしたり、他の家事を片付けたりすることで、食事や生活のクオリティーを上げることができる道具なのです。

 購入する際は、調理にかかるトータル時間(加熱時間ではなく、スイッチを入れてから出来上がるまでの時間)や、調理できるレシピの種類(レシピブックなどで確認できます)、一度にできる分量などをしっかりチェックしておきましょう!

・シャープ:ヘルシオ ホットクック

 水を使わず調理する「無水調理」ができるのが特徴。食材の水分で煮炊きするので、栄養が凝縮され、うまみもアップします。圧力鍋のように時短することはできませんが、材料を入れてボタンを押したら、あとは「ほったらかす」だけで、おいしい料理が出来上がります!

 使い方も簡単。圧力鍋と違い、途中で蓋を開けられるので、ガスコンロの鍋調理と似たイメージです。

 蓋の裏に混ぜるためのユニットが付いているため、カレーやシチューのように、とろみのある料理も焦がさず上手に調理ができます。

 12月には、キャベツが丸ごと1玉入る、容量2.4Lの大容量タイプも登場。これなら、食べ盛りのお子さんがいるご家庭も安心ですね。

・T-fal Cook4me

 「圧力調理、蒸す、炒める、煮込む」と4つの調理ができるマルチぶりがこの製品の特徴。材料をそろえるところから調理するところまで、すべての手順は本体の液晶画面に表示されます。画面の表示に従って進めていけば、誰でも料理が完成! 濡れた手でレシピブックをめくらなくてもいいし、これなら料理に不慣れなパパやお子さんにも一品お任せできそうです。

 容量が6Lと大きめなので、週末にまとめて調理する作り置きに便利! しかも圧力鍋なので、時短にも一役買います。ただし、ちょっと本体が大きいので、購入前に置き場所の確認を忘れずに。

・バーミキュラ:ライスポット

 ホーロー鍋で大人気のバーミキュラから登場した、電気炊飯器。「バーミキュラで炊くご飯がおいしい」というユーザーの声を受けて開発した製品だけに、ご飯の炊き具合にこだわりがあり、ガスで炊いたご飯を再現すべく、炎の熱分布を厳密に設計しているのが特徴です。

 また、炊飯以外にも使えるのも魅力。最近の高額炊飯器は、パッキンや樹脂部分などに臭いが残ることを嫌い、炊飯以外のコースは無くす傾向にあります。しかしこの製品は、樹脂やパッキンなどを一切使っていないため、料理のあとも臭いが残りません。

 これひとつで炊飯や煮込み料理ができるので、調理道具を置く場所を取らないのもうれしいポイント。ガス炊き派には、まさに魅力の新製品です!