年末がやってまいりました。今年もまた、数多くの家電の中から、DUAL世帯に本当に役立つ機能を持つ家電を選ぶ「DUAL家電2016」を発表します。家電を選ぶのは、連載「賢く買いたい!共働き必携家電の選び方」でおなじみの家電コーディネーター、戸井田園子さん。取り上げるジャンルは、洗濯や掃除など、汚れたものを元のきれいな状態に戻す「リセット家電」、セットすればあとは自動的に料理が完成する「ほったらかし調理家電」、セルフケアに役立つ「ごほうび家電」の3本です。今回取り上げるのは、「ほったらかし調理家電」。さて、どんな家電が選ばれるのでしょうか。

【注目!DUAL家電2016 特集】

第1回 デュアラーの「リセット家事」を支援する「掃除機」と「洗濯機」を発表!
第2回 デュアラー家族の食生活を支援する「ほったらかし調理家電」を発表! ←今回はココ!
第3回 デュアラーの「ゆとり時間」を有効に過ごすための「ごほうび家電」を発表!

 前回は、DUAL家電2016に選ばれた洗濯機と掃除機を発表しました。今回は、セットすればあとは自動的に料理が完成する「ほったらかし調理家電」の中から、DUAL家電2016に選ばれた製品を発表します。

 前回の記事で、「リセット家事」と「プラス家事」について説明しました。簡単に説明すると、次の通りです。

・ゼロから積み上げ生み出すプラス家事」
・汚れたものを元のきれいな状態に戻す「リセット家事」

 料理は、ゼロから積み上げ生み出していく「プラス家事」なので、その人の得意・不得意や家の方針など、スキルや個性によって仕上がりに影響がある家事といえます。そのため、洗濯機や掃除機のように、丸ごと家電に代行させるというものではありません。では、どの部分を家電に代行してもらえばよいのでしょうか。

 料理で個性が出るのは、切り方や味付け。反対に、煮たり焼いたりする作業は、誰がやっても大差ありません。この部分を家電にお任せするのであれば、上手に時間を生み出すことができるはず。その時間をうまく使えば、この記事でもご紹介しているように、お子さんやパートナーとコミュニケーションを深めることもできそうです。

 他にもメリットはあります。ほったらかし調理家電に1品お任せすれば、これまでと同じ手間で料理が1品増えることになるため、食生活が豊かになります。

 また、調理家電は火を使わないため、お子さんが料理を手伝っても安心です。食育にもなりますので、休日には調理家電を使い、お子さんと一緒に料理をしてみるというのもよいですね。

 では、「DUAL家電2016」に選ばれた「ほったらかし調理家電」を見てみましょう!

<次ページからの内容>
・時短ではないけどほったらかせる「電気鍋部門」
・忙しい朝をアシストする「オーブントースター部門」
・家族みんなで楽しめる「卓上調理部門」