15時過ぎて、空気がシュン!と冷たく感じるようになると、うちの鍋シーズンが開幕。
そして毎冬、繰り広げられる母ちゃんたちの会話。
A「うち、今日、鍋」
B「あ、うちもよ」
C「うちもうちも!!」
→3人声を合わせて大笑い。
だって鍋って、本当に便利! 野菜もたんぱく質も一度に食べられ、材料は切るだけ。
ついつい冬は鍋ばかりになってしまう。
写真は海鮮もずく鍋。鍋つゆは、水。かきとわたりがにから天然のだしがたっぷり出るので、余計な調味は必要なし。食べるときにポン酢をかける。
もずくを鍋に入れると言うと、驚く人が多いのですが、火を通してもプリプリシャキシャキの食感が失われないので、おいしいんですよ~! うちでは鍋の定番具材です。
にんにく味噌鍋。鍋にバターを溶かし、皮をむいたにんにくを炒め、そこに水を注ぎ、味噌を濃いめに溶いたものを鍋つゆに。鍋つゆが濃いので、具は豆腐、揚げ、白菜、えのきとさっぱり系に。
軟骨の代わりに粗みじん切りにしたきくらげを入れた鶏団子鍋。プキッ!とした食感が楽しめますよー。鍋つゆは「千代の一番」で取っただし。食べるときは、ポン酢をどうぞ。
「かき鍋にしたいけど、かき、高い!?」とビビったその横にムール貝が売っていて、作った鍋。お値段は半分以下ながらも、味は一流! いいだしが出ましたよ~。〆のぞうすいも絶品です。
『闘う!母ごはん 春夏秋冬、子どもがいる日の家めし日記』(光文社)より
次ページから、書籍に収録していない中田さんのレシピ「残りごはんが生き返る!自家製混ぜごはんの素」「冬の大人気おかず れんこんとベーコンのバター炒め」の2品をご紹介します!