「仕事と子育てのバランスがちょうどいい」

 様々な子育て支援策がある町田市は、新宿まで約30分。JR東日本と小田急が乗り入れる町田駅には、ルミネ町田、小田急百貨店、東急百貨店、マルイなどのショッピングモールが揃い、有名レストランも多い。中学受験のための有名塾の校舎も揃っている。

 こうした都市の生活を満喫しながら、緑ゆたかな広大な多摩の自然がそのまま残されているのが、町田の魅力だ。都市生活と田舎暮らしの両方を同時に満喫できる。都心では、子供が自然に触れ合うのはなかなか難しいことが多いが、町田ではすぐそこに、自然がある。子供の教育にとっては、まさに理想的な環境だろう。

「忠生公園は自然の生態系を見られる公園。大きくなったら理科の勉強によさそうです。最近は娘と自転車の練習をしています。夏はホタルを見に行きました」(Nさん)
「忠生公園は自然の生態系を見られる公園。大きくなったら理科の勉強によさそうです。最近は娘と自転車の練習をしています。夏はホタルを見に行きました」(Nさん)

 5歳の長女を持つデュアラーママNさんも町田での子育てを楽しむ一人だ。Nさんは産後1年して町田市へ引っ越して4年目。以前は荒川区に住んでいたが、出産をきっかけに夫の実家で同居を始めた。Nさん夫婦はそれぞれ都心に通勤し、娘は1才から保育園に、年少からは幼稚園に通っている。

 Nさんは現在は時短勤務だが、通勤時間が1時間半と長いため、朝7時半に家を出て、夕方18時ごろ帰宅するという。それでも幼稚園に通える理由も町田市ならでは。「町田市は幼稚園が多くて、すべての幼稚園で預かり保育をしているんです。なので、共働きでも幼稚園という人はけっこういます。娘が通っている園も預かり時間は朝は7時半から、夕方は6時半まで。11時間保育が可能です。私も6時半ギリギリでお迎えに行っています」