空間のアクセントになるアイキャッチをつくろう

 「アイキャッチ」を住まいに取り入れる工夫としては、壁をくりぬいたような小窓や、床にそって横長のFIX窓(開閉できない固定窓)などを設置する方法もあります。

アイキャッチとなる室内小窓を3つ、リズムよく配置した子どもコーナー(撮影場所:イズ・ロイエ本庄展示場)
アイキャッチとなる室内小窓を3つ、リズムよく配置した子どもコーナー(撮影場所:イズ・ロイエ本庄展示場)

 窓だけでなく、壁に飾る絵やウォールステッカー、ペンダントライトなどもアイキャッチになります。子どもの目をひく色や可愛い形のインテリアアイテムを置くと、子どもたちの好奇心や想像力を刺激します。

木や鳥などの自然を感じられるインテリアが子ども部屋のアイキャッチに(撮影場所:<a href="https://www.sekisuihouse.co.jp/liaison/27/2023200020/" target="_blank">なんばビエナ展示場</a>)
木や鳥などの自然を感じられるインテリアが子ども部屋のアイキャッチに(撮影場所:なんばビエナ展示場

 「『これはなんだろう、かわいいな』と、ときどき目をとめては眺めてみたり、近寄ってみたりと、好奇心がくすぐられます。壁の穴や窓はのぞき込む角度によって空間が切り取られ、見える景色が限定されるので、対象物が通常より大きく見えて毎回小さな発見があるもの。子どもの観察力も養われるでしょう。単に白い壁の空間ではなく、アイキャッチをつくることで楽しみのある住まいが実現します」(積水ハウス総合住宅研究所の河崎由美子課長)

キッズデザイン協議会
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(文/大森広司)