「夫婦で顔を合わせるのは、朝食時のほんの一瞬だけ」
「相手に伝えようと思ったことも、家に帰ると子どもの世話に追われて忘れがち…」
「週末は、子どもの習い事の送迎などもあり、なかなか話ができない」

 そんなデュアラーの毎日。夫婦のすれ違いから、「保育園の送り迎えの相談」「残業や出張の連絡」「子どもの園や学校の行事の連絡」など、相談すべきことが漏れてしまっていませんか? 

「聞いてない」「話したはず!」
「ちゃんと言ってよ」「ちゃんと言ったよ!」

 夫婦が険悪な雰囲気になり、「どうせ自分の大変さなんて、相手にはわかってもらえないんだ……」と辛くなってしまったり。夫婦間のスケジュール連絡に振り回されていては、仕事にも子育てにも身が入らなくなってしまいます。

 そんな夫婦間のすれ違いがなくなる、と今話題なのが、家族でリアルタイムにスケジュールを共有し、見える化できるスマホ用無料アプリ「TimeTree」(タイムツリー)です。

 共働きの子育て家族にとってのTimeTreeの活用方法や機能については、DUALの記事『子育て夫婦が予定を共有すべき5つの理由』で詳しく説明しました。

 このTimeTree、送り迎えや園・学校行事、習い事などの子育ての分担でケンカになることが多いデュアラー夫婦の間で、じわじわと浸透しつつあります。

 でも、TimeTreeを夫婦で使うだけで、本当に夫婦のすれ違いが減るのでしょうか?それを検証するために、実際に日経DUALの連載「ホリプロ保育園」でも人気の「ホリプロ保育園」えんちょー安田美香さんに、TimeTreeを夫婦で使ってもらい、その効果についてお聞きしました。安田さんは、6歳の男の子と3歳の女の子を育てるデュアラーママ。パパはデザイナーです。

 安田さんに続いて、TimeTree歴1年で、学校行事やプリントなどの共有にフル活用している、小学生の子どもがいるデュアラーママ、子どもの部活の予定共有に活用しているデュアラーパパにも話を聞きました。お二人とも、TimeTreeは共働きの子育てに欠かせないツールになっているようです。

<次ページからの内容>
・「ホリプロ保育園」えんちょー安田美香さん「夫婦のケンカが一気に減った」
・小学生ママ「予定が確実にパパに伝わるので、安心感が生まれる」
・野球パパ「野球の予定の書き忘れがなくなった」