共働き世代のみなさんは、いったい世帯全体の貯金がどれくらいあり、毎月どれくらい積み立てていて、投資をしている人はどれくらいいるのでしょうか?今回は、DUAL読者に「投資に関するアンケート」を実施。161人から回答を得ました。共働き世代のマネーのリアルな実態を大公開します。ぜひ、ご自身と比較しながら読んでみてください。

貯金は半数が1000万円未満、75%が貯蓄型保険を所有

 まず気になるのが「みんなどれくらい貯めているのか」ということ。世帯としての金融資産(預金、投資信託、株式、債券、貯蓄型保険など)を聞いたところ、1位が「500万~1000万円未満」で、およそ4世帯に1世帯(25.5%)。2位が「500万円未満」で2割強(22.4%)。およそ半数が1000万円未満という結果でした。以下、「1000万から1500万円未満」(15.5%)、「1500万~2000万円未満」(9.3%)と続きます。

 では、この貯金を、みなさんどんな形で貯めているのでしょうか。「あなたの世帯では、どんな種類の金融資産(現金化できる金融商品)がありますか(複数回答)」という質問に対する回答を見てみると、普通預金はほぼ全員(96.9%)なのは当然として、普通預金以下は貯蓄型保険(75.8%)、定期預金(69.6%)、株式(50.3%)、投資信託(43.5%)、財形貯蓄(40.4%)と続きます。

 定期預金よりも貯蓄型保険を保有している世帯のほうが多いこと、財形貯蓄や投資信託よりも株式を所有している世帯の方が多いのは、ちょっと意外ですね。

積立額は25%が2万5000~5万円未満、15万円以上も15%

 「教育費や老後資金を貯めるためには、積み立てが有効」とは日経DUALの記事でもよく紹介されています。では、毎月“積み立て”をしている世帯は一体どのくらいでしょうか。気になるところです。

 「あなたの世帯では、毎月お金を貯めていますか(積み立てていますか)」という問いには、85%の人がYESと回答。8割以上の世帯が、なんらかの積み立てを行っています。これは、結構多いのではないでしょうか!

 積み立てをしていると答えた人に「積み立てているのは、世帯合計で平均すると月額いくらくらいですか?」と聞いてみると…。

 一番多かったのは、「2万5000~5万円未満」でした(26.3%)。2番目に多かったのは「5万~7万5000円未満」(20.4%)、3番目に多かったのが「10万~15万円未満」(18.2%)。意外に多い!と感じた読者も多いのではないでしょうか。毎月コツコツと15万円以上積み立てている人も、なんと15%もいます。