トップダウンの意思表明と、現場からのボトムアップが成果につながった

羽生さん 第1回「共働き子育てしやすい企業」で特別奨励賞を受賞でき、とても光栄です。丸井グループの男性育児休業取得率を向上させる取り組みや、長時間残業削減の取り組みが評価されたのだと思っています。これらの制度そのものは古くからありましたが、3年前に組織風土改革に取り組んできました。トップダウンの意思表明と、現場でのプロジェクト活動というボトムアップが相まって一定の成果につなげることができました。今回の受賞を励みとし、これからも努力していきます。

右が、特別奨励賞を受賞した丸井グループ・人事部長・羽生典弘さん。日経BP社・執行役員・ビズライフ局長・日経DUAL発行人の藤井省吾がトロフィーを贈りました
右が、特別奨励賞を受賞した丸井グループ・人事部長・羽生典弘さん。日経BP社・執行役員・ビズライフ局長・日経DUAL発行人の藤井省吾がトロフィーを贈りました

女性社員のキャリアアップには、男性の育児&家事への理解と参画が必須

澤井さん ダイキン工業としては、仕事と家庭の両立支援には20年以上前から取り組んできました。その際、単なる子育て支援ではなく、子育て中の社員の成長を促進するような取り組みを重視してきました。4年前からは育休からの早期復帰、育休後の早期活躍を推進し始めました。育児中の女性社員がキャリアアップするためには、男性が仕事と育児の両立の重要性を理解し、積極的に参画する必要があります。これからもこういった風土情勢に取り組んでいこうと思います。

右が、同じく特別奨励賞を受賞した、ダイキン工業・人事ご担当・執行役員・澤井克行さん
右が、同じく特別奨励賞を受賞した、ダイキン工業・人事ご担当・執行役員・澤井克行さん

育児中社員がキャリアパスを描きながら、子育てをハンデとせずに働ける環境を

 「共働き子育てしやすい企業グランプリ2016」、初代グランプリのサントリーホールディングス・役員、小野真紀子さんにトロフィーが授与されました。

小野さん サントリーホールディングスは2010年にダイバーシティ経営に舵を切りました。女性が成果を上げて会社に貢献できる環境。そして、育児中社員が将来のキャリアパスを描きながら、子育てをハンデとせずに働ける環境。そんな環境を実現するために、ITサポートにも力を入れてきました。男性社員がパパになったら働き方を見直してもらうガイダンスを実施し、男性育休の取得も推奨しています。これからもこうした取り組みに力を入れていきたいと思います。

右が、「共働き子育てしやすい企業グランプリ2016」初代グランプリを受賞したサントリーホールディングス・役員、小野真紀子さん
右が、「共働き子育てしやすい企業グランプリ2016」初代グランプリを受賞したサントリーホールディングス・役員、小野真紀子さん

 続いて、「共働き子育てしやすい街グランプリ2016」の上位自治体への表彰が行われました。