これまでママ友をつくる必要性を感じていなかったけれど…

 要は、お怒りの女性の言い分は、質問の意図は「どんな車に乗っている?」=「(セダンとかワゴンとか)車のタイプは何?」だった。にもかかわらず、相手はわざわざ具体的な車種を返してきた。この返答が「別に聞いてないのに、高級車に乗っていると自慢している」というものでした。

 (マジか…)

 もし仮に、私がメルセデスのEクラスに乗っていたとして、ママ友にその質問をされたら、たぶん普通に「メルセデスのEクラスだよ~」って言っちゃってるわ。だって聞かれたから(でもこのママは「そこ聞いてねぇし!」なんだよね)。それが見えっ張りってことになっちゃうんですね…。

 ちょっとした言葉のチョイスで、そんなふうに思われてしまうだなんて。当時はまだ独身でしたが、将来のママ友付き合いを想像して震えた瞬間でした。

 そんな強烈なママ友イメージもあったからなのか、これまでママ友をつくる必要性をあまり感じていませんでした

 もともと友達だった子持ち仲間と遊べば足りていたので、寂しくもなかったんですよね。面倒くさがりだから、妊娠中の母親学級や産後の自治体主催のイベントにも全く顔を出しませんでした。

 でもね、聞いてください! とうとう、とうとう私にもできてしまったんですよ…。ウワサの「ママ友」なるものが!

 どこでできたかというと、やはり、地域の子育て支援センター。

 子どもの遊びスペースに置いてあるゴム製の馬の乗り物「ロディ」を、わが子がいたく気に入り、頻繁に遊びに連れていくうち他のママさんと顔見知りになり、「帰り道が同じ方向ですね~」なんて一緒に歩いて帰ったりするようになりました。そんな流れから、連絡先を交換し、仲良くさせていただくようになりました。

友人が働く和食屋さんでランチをしたら、3児の父だという料理長さんがわが子のために離乳食を作ってくれました。おだしがしっかりきいていて、薄味なのにとってもおいしい! プロが作ると離乳食も違いますね~
友人が働く和食屋さんでランチをしたら、3児の父だという料理長さんがわが子のために離乳食を作ってくれました。おだしがしっかりきいていて、薄味なのにとってもおいしい! プロが作ると離乳食も違いますね~