パパと子どもが掃除を手伝ってくれない。なんで私ばかり…。デュアラーママの大きな不満だ。でも、パパと子どもが掃除を手伝わない大きな原因は、ひょっとすると、掃除機にあるのかもしれない──。

 一般的に、平日は朝も夜も忙しい共働き家庭では、料理、洗濯、子どもの支度、そして子ども(ときにはパパも)が容赦なく散らかす部屋、そこからどんどん出てくるゴミや食べこぼしは、特にママ達の頭を悩ませていることだろう。これを、短い時間でいかに効率的にきれいにするかは、共働き夫婦の大きな課題に違いない。

 家事の効率をアップするカギは、パパや子どもを含めた家族全員による“チームワーク”だ。ところが日経DUALの調査によれば、パパが担当する家事の1位は食器洗い。2位以下はおふろ洗い、洗濯、料理と続き、掃除機がけが登場するのはなんと5番目。

日経DUAL「『パパの家事』に関するアンケート」より。調査実施期間は2016年1月22日~2月05日。n=404
日経DUAL「『パパの家事』に関するアンケート」より。調査実施期間は2016年1月22日~2月05日。n=404

 逆に、パパに最も期待する家事は、という質問では、料理、食器洗いに次いで、掃除機がけは第3位に挙げられている。

日経DUAL「『パパの家事』に関するアンケート」より。調査実施期間は2016年1月22日~2月05日。n=404
日経DUAL「『パパの家事』に関するアンケート」より。調査実施期間は2016年1月22日~2月05日。n=404

 これには大きくうなずいてしまう。ママにしてみたら掃除機がけは他の家事と比べても“肉体労働”だから、パパに活躍してほしい! パパが掃除機がけのメーンになってほしい。

 さらに日経DUALでもお伝えしている通り、「お手伝いする子は脳と心が伸びる!」のだから、小さいうちから参加しやすい掃除機がけは、子どもにも積極的に参加してほしい。いまや家族の“全員掃除”こそが、共働き家庭の目指すべき掃除なのだ。

 とはいえ掃除機自体が重くて使いにくく、吸引力や集じん力も弱いと、パパも子どもも掃除機をかけるのが楽しいとはなかなか思いにくい。単なる義務になると、どうしても「明日はかけるよ」という台詞と共に、ママのときは毎日掃除機をかけていたのが、2日に1回になり、3日に1回になり、週に1回になり…などどんどん減ってしまっていたということも起きる…わが家のように。

 でも実は、パパ、子どもが自主的に掃除機がけをしないのは、ひょっとすると、掃除機自体に問題があるからかもしれない。

みんなで掃除はコードレススティック

 では、パパや子どもが掃除したくなるのはどんな掃除機だろうか。車輪がついたキャニスタータイプの掃除機はパワーがあってたくさん吸えるという安心感がある。ところが収納場所から出すだけで大変だったり、本体が重くて各部屋間の移動が面倒だったりする。コードの抜き差しが面倒、コードが邪魔などの理由で、おっくうにもなる。

 ならば「面倒だな、おっくうだな」と思う前にサッと出してサッとかけられる掃除機を使えばいい。それが可能になるのが、コードレススティック掃除機だ。コードレスだから部屋間の移動もラクラクだし、コードの抜き差しがないから子どもにとっても扱いやすいし安心だ。スティックだからスマートで扱いやすいのも特徴だ。

 実際、コードレススティック掃除機は急速に普及しつつある。共働き家庭の間でももはや「定番」といってもいいほどだ。

家電量販店におけるキャニスターとコードレススティックの販売数量および掃除機のカテゴリー別数量シェア(出典:全国有力家電量販店の販売実績集計/ GfK Japan調べ)
家電量販店におけるキャニスターとコードレススティックの販売数量および掃除機のカテゴリー別数量シェア(出典:全国有力家電量販店の販売実績集計/ GfK Japan調べ)

 ただし、これまでのコードレススティック掃除機は「吸引力が弱い」という弱点を抱えていた。サッとかける分にはいいのだが、よくみたらお菓子の食べかすが残ってたり、消しゴムのカスが落ちていたり。すると「ああ、また粘着テープでコロコロ取らなければならないのか…」などと家じゅうをチェックして回る羽目になってしまう──。毎日、気が付いたときにサッとかけたいのに、かけたら家族全員のフラストレーションがたまりかねないのはとても残念だ。