子どもが寝ていても安心して使える

 家庭では米つぶやパンくず、スナック菓子などの壁際や部屋の隅に集まりやすい小さなゴミから、シリアルや豆などの大きめの食材、あるいは段ボールや新聞紙、折り紙、ペーパークラフトなどで工作をしたあとの2~3cmはある大きなゴミまでさまざまなゴミが床に存在するものだ。しかし従来型の掃除機では大きなゴミと小さなゴミを同時に吸い取ることができず、何度も行ったり来たりするか、大きなゴミを手であらかた取り除いてから掃除機をかけることになる。

 それをDyson V8 Fluffyの場合、ソフトローラークリーナーヘッドと呼ぶヘッドで同時に吸い取れるようにしている。ローラーで大きなゴミを捕らえ、静電気の発生を抑えるカーボンファイバーブラシが微細なホコリを吸い取るのだ。

 またこれまでキャニスタータイプを使っていた人は特に、Dyson V8 Fluffyの軽さに驚くだろう。吸引力が強いと動かすのが大変なのでは? と思うかもしれないが心配ご無用。本体質量1.58kg、クリーナーヘッド装着時で約2.61kgとごく軽いので、4歳の子どもも積極的に掃除に参加。出した瞬間に「貸して、貸して」と使いたがり、実際上手に掃除機をかける。ちなみに遊びに来ていた72歳のきれい好きな母も、「今どきの掃除機はずいぶん軽くて使いやすいのねぇ!」と感心。

4歳児でも普通に掃除がけができるし、72歳の母も軽々と動かせる
4歳児でも普通に掃除がけができるし、72歳の母も軽々と動かせる

 付属のミニモーターヘッドでハンディクリーナーに切り替えると、両手でしっかり持って、喜んでおもちゃ箱の周辺を掃除していた。一度、電車のおもちゃを吸い込みそうになったが、すぐに止まってくれるのでこの点も心配なしだ。

 ダイソンのパワフルな掃除機というと「高周波で音が大きい」というイメージを抱く人は少なくないだろう。しかしDyson V8 Fluffyは、明らかに音が小さく高周波の音もしない。優しい音なのだ。これには驚いた。これなら、夜のマンションや、子どもが寝ているときでも、安心して掃除機がかけられる。

家族の掃除がこれ1台で

 さて実は、これまでのコードレススティックにはもう一つ大きな弱点があった。それは充電時間が長い割には駆動時間が短いことだ。このためメーンの掃除機としては使えないと考える人も多かった。

 これもDyson V8 Fluffyは解決。バッテリーを約5時間フル充電すると、通常モードで約40分使うことができる。

 ちなみにダイソンが日本の家庭内での掃除時間を調査したところ、99.5%が40分以内で終了するということが分かったという。実際、3人家族のわが家では、Dyson V8 Fluffyがやってきてから、掃除は朝食の後にパパがするようになったのだが、だいたい20分で家じゅうの掃除を終えている。

運転時間と掃除完了率(ダイソン調べ)
運転時間と掃除完了率(ダイソン調べ)

 ダイソンによると、高性能フィルターで0.3μmの微細な粒子も99.97%以上キャッチするといい、排気が「部屋の空気よりもきれい」だそう。これは、赤ちゃんがいる家庭でも安心だ。

 さらに便利なのが、豊富な付属ツール。コンビネーションノズルを使えばキッチンでこぼした粉ものもサッと吸い取れるし、隙間ノズルを使えば普段手の届きにくいベッドの隙間のほこりも吸い取りやすい。

 例えばオイルヒーターにたまりやすい隙間のほこりもとても吸いやすいし、高い所に設置しているエアコンの掃除もしやすい。またミニモーターヘッドを使えば布団クリーナーとしても大活躍。気になるハウスダストも吸い取れるので、アレルギーっ子のいる家庭では重宝するはずだ。前述の通り、ミニ モーターヘッドを使ってハンディクリーナーとして車の掃除に使うのにもいい。Dyson V8 Fluffyが1台あれば、年末の大掃除も心配なしなのだ。

ミニモーターヘッドを使って布団掃除。このデザインも相当気に入って延々と掃除をする4歳児。きれいになってありがたい
ミニモーターヘッドを使って布団掃除。このデザインも相当気に入って延々と掃除をする4歳児。きれいになってありがたい

家具と家具のわずかな隙間もOKな隙間ノズル
家具と家具のわずかな隙間もOKな隙間ノズル

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