こんにちは。旅行ジャーナリストの村田和子です。DUAL読者の関心が高い「旅×学び(旅育)」、「子連れに優しい旅サービス」の裏側に迫る連載「裏側探検隊」。今回は年末年始や夏休みなど、学校の長期休暇に利用を考える方も多い「子どもの一人旅をサポートする航空会社サービス」に迫ります。

 お話を聞いたのは、ご自身も2人のお子さんのママというANA客室乗務員の福森美紀さん、そしてグランドスタッフ経験があるANA広報部の保田麻里さん。ANAが提供する「ジュニアパイロットサービス」を中心に、サービスの裏側や機内の子ども達の様子、上手な利用のポイントをご紹介します。客室乗務員の子どもへの接し方は、親子で旅をする際の参考にもなりそうです。

「ジュニアパイロットサービス」は無料、当日申込みもOK

 ジュニアパイロットサービスとは「6~7歳(希望により11歳まで)の子どもが一人で飛行機に乗る際に、出発空港から到着空港までの道中をサポートする」サービス。歴史は古く、昭和42年から提供しているといいます。利用は無料で、電話予約の他、当日空港で申し込みもOK。

ANA 客室乗務員 福森美紀さんは、2人のお子さんのママ
ANA 客室乗務員 福森美紀さんは、2人のお子さんのママ

 共働きの家庭にとって「学校の長期休暇中に子どもをどうするか?」は永遠の課題ですが「長期休暇の際には、田舎のおじいちゃんやおばあちゃんのところや親戚のところに行かれるお子さんが多いですね。ピーク時には機内に20人近くジュニアパイロットのお子さんがいることもあります」(福森さん)というから驚きます。小学校2~3年生のお子さんが多く「小学校1年生のお子さんは、きょうだいで利用される方が多いです」と福森さん。

 サービスの存在は知っていても、詳細を知らない方も多いかと思いますので、サービスの流れをおさらいしておきましょう。

 ジュニアパイロットの申し込みは、出発空港にある、特別なお手伝いが必要な方向けの「Special Assistanceカウンター」で行います。この際、必要となる申込書・同意書は「あらかじめ印刷し空港にお持ちください」(保田さん)とのことなので忘れずに。搭乗口までは、保護者1名が付き添い、機内へと向かう子どもを見送ります。「お子さんが乗られた飛行機が出発するまでは、保護者の方に空港での待機をお願いしています」(保田さん)という点も、覚えておきたいところ。

 機内では客室乗務員(以下CA)がサポート、到着空港では降機場所に地上スタッフが待機して子どもを迎え、荷物を受け取って到着ロビーの所定の場所まで引率。迎えの方へ引き渡してくれる、という流れです。

 常に大人が見守り、他の交通機関のように途中下車というリスクもない分、子どもが安全に目的地へ移動できる点が人気の理由といえそうです。

羽田空港のSpecial Assistanceカウンター。ジュニアパイロットの受け付けの他、ベビーカーの貸し出しなど子連れでお世話になる機会も多い
羽田空港のSpecial Assistanceカウンター。ジュニアパイロットの受け付けの他、ベビーカーの貸し出しなど子連れでお世話になる機会も多い

次ページから読める内容

  • 離着陸時の耳抜きに低学年はケアが必要
  • 機内の子どもの様子は?「一人でやった」は子どもの自信や成長に
  • 親として心がけたい「子どもの勇気の後押し」と「機内環境を整えること」
  • 「ANA’s Magic」期待を超えたサービスの裁量は個人に

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