1週間会社を休み、「ただそばにいる」
「やばいよ、千賀子さん。このままでは第一志望どころか第二、三志望も……」
1月、「予行演習」的に受験した1校目で合格。調子づいたところで受験した2校目では不合格となり、長男の気持ちは目に見えて落ち込んでいました。算数の家庭教師であり、息子のメンタル面のコントロールにも配慮してくださっていた安浪京子先生は、私にこう言いました。
「彼のそばにいてあげて。何も言わなくていいから、ただ温かい食事を用意してあげてください。お母さんがそばで見守っているだけでいいんです」
私は、「1週間会社を休む」と腹をくくり、お客さまにお詫びの連絡を入れて当面のアポイントをキャンセル。翌日から仕事を休みました。京子先生の言う通り、食事を作ってあげる以外は特に何をすることもなく、ただ家にいたのです。
そうする間に、息子の気持ちは少しずつ戻ってきました。1週間後には、再びやる気が湧いてきているのが、彼の背中から見てとれました。落ち込んでいたときとは明らかに異なる、前向きなオーラを発していました。調子が戻らなければもう1週間休もうと考えていましたが、「もう大丈夫」と感じたので、次の1週間は出社して最低限の仕事だけをこなし、早く帰宅するようにしました。
次ページから読める内容
- いよいよ第一志望校の試験本番を迎える
- わが家は「家庭教師の先生方にお願いしてよかった」――そのメリットとは
- 学校研究は必要。でもそれ以上に大切なことがある
続きは、日経DUAL登録会員の方がご覧いただけます
会員限定記事(2694本)が読める
登録会員(無料)になると以下のサービスを利用できます。
-
登録会員限定記事子育て、キャリア、夫婦の連携、家計管理など、共働き家庭のニーズに応える登録会員限定記事をお読みいただけます。
-
日経DUALメール日経DUALの最新記事やイベント開催情報などをお知らせするメールマガジン「日経DUALメール」をご購読いただけます。
-
子どもの年齢別メール子どもの年齢別メール(未就学児、低学年、高学年)を配信します。子どもの年齢に合った新着記事やおすすめ記事をお届けします。
-
MY DUALサイトトップページの「MY DUAL」の欄に、子どもの年齢に合った新着記事が表示され、最新の子育て・教育情報が格段に読みやすくなります。
-
日経DUALフォーラムオンライン会議室「日経DUALフォーラム」にコメントを書き込めます。日経DUALの記事や子育て世代に関心の高いテーマについて、読者同士や編集部と意見交換できます。
-
記事クリップ、連載フォローお気に入りの記事をクリップしたり、連載をフォローしたりできます。日経DUALがさらに使いやすくなります。