息子のキャラにマッチする先生を探す

 そして国語、理科、社会。3教科の家庭教師探しが始まりました。友達に「家庭教師を付けたいんだけど、いい人知らない?」と聞いて回ったのです。そしてリクルートの元先輩が、今は中学受験の個別指導を手掛ける「SS-1(エスエスワン)」で取締役を務めていることを思い出し、相談してみました。

 「森本さん、普通、受験生が家庭教師を付けるのは小学6年生の4月だよ。もう9月だから人気の先生をアサインするのは難しいかもしれない」

 そう釘を刺しつつも、彼は快く協力してくれました。そして、息子の性格タイプと学習の進捗度合いにマッチした国語の先生を選んで紹介してくださったのです。

 社会については、大人気の先生を「週1は難しいけれど、空いている時間でよければ」と調整してくださり、10日に1回ほど、「通塾」という形で個別指導していただけることになりました。

 理科については、実は最初に紹介された先生をお断りしてしまいました。その先生のプロフィールに「暗記に強い」と書かれていたのですが、うちの長男はそういう勉強が嫌いだったのです。苦手な学習法で意欲を落としてしまうよりは、「暗記は最低限でいい」と割り切り、好きな学習方法で伸ばしてくれる先生のほうがいいと判断したのです。

 そこで、友人のネットワークをたどった結果、「算数の先生だが理科も教えられる」という先生を発見。算数好きな息子には、数学的理論で教えてくれる先生がフィットするのではないかと考え、その先生にお願いしました。