小6の夏まで、フラッグフットボールに熱中

 息子は以前から、父親がコーチを務める「フラッグフットボール(※)」のチームに所属しており、土日はその練習に参加していました。

 「春の大会まで」と思っていましたが、あれよあれよという間に勝ち進み、8月の全国大会に出場することに。チームメイトは付属小学校からエスカレーター式に中学に進む子、公立中学に進む子がほとんどだったので、息子だけ「受験勉強があるからやめる」とは言いづらい状況。しかも、コーチである夫(パパ)も「勉強よりもフラッグ! チームスポーツで学ぶことのほうがよほど大事だ」と。

 こうして、中学受験の「天王山」と言われる6年生の夏休みは、フラッグフットボールの練習と試合に全力投球することに。帰宅してからも「疲れて勉強ができない」……という状態で過ごしてしまったのです。努力のかいあって、チームは全国優勝という快挙を成し遂げました。この経験は彼にとって大きな財産となったでしょう。しかし、勉強は全く進んでおらず。9月に受けた模試の結果を見て、愕然としました。算数の偏差値は60。でも、全教科合計の偏差値は「40前後」。これでは、受けられる学校がほとんどないも同じです。

 再び京子先生に相談して、導いた結論は……。

 「これからは全教科、プロ家庭教師に頼るしかない!」

※注記:「フラッグフットボール」とは?
アメリカンフットボールを老若男女が楽しめるように開発された種目。腰にフラッグ(タオル)を着け、敵のフラッグを取ったら「タックル」としてカウントされる。