家事をやりなさいと言うと、やらないのが男性
職場では完璧を目指している新津さん。家の掃除もさぞ念入りに…と思いきや、実は「ラクちん」がモットーだそう。
「清掃はバランスです。1カ所ものすごくきれいに拭くと、他の箇所が汚れて見える。それだと意味がありません。かといって完璧にやる必要はありません。菌がゼロになると抵抗力が弱くなります。ほどほどで十分、自分が疲れない程度が一番です」
夫や子どもに掃除をしてもらうためには、どうすればいいのでしょう。
「私は夫の部屋は一切掃除をしません。自分の部屋は自分で掃除するのがルール。あとは、各部屋にタオルをぶら下げています。例えば、洗面台にタオルをぶら下げていて、『歯を磨いたり顔を洗ったりして水が飛んだらすぐに拭くから、ここに置いておくよ。お掃除用だからね』と言っておきます。タオルはお掃除用だということ、そして水が飛んだら拭くということを伝えつつも、あえて『やっておいてね』というのは言いません。男の人はどこかで女の人に負けているという気持ちがあります。だから、やりなさいと言うとやりません(笑)。でも、毎回ではないけれど、気になるときは本人が拭いてくれます。見ているときではなく、見ないときにやるんです(笑)。ぜひやってみてください」
ここからは、新津さんの書籍『“世界一”のカリスマ清掃員が教える 掃除は「ついで」にやりなさい!』(主婦と生活社)でも紹介している、新津さん流・お掃除の心得をお伝えいたします。