子どもは現在2歳と2カ月。世田谷区にある認可保育園の1歳クラスに息子を通わせている、フリーのライターです。
今年4月、第1希望した認可園に決まりました、いや、勝ち取りました。「運よく入園できました♪」と控えめに言うのは不誠実なほど、必死で保活をしたんですよね。
私の場合は、0歳クラスの認可保育園入園はハナから諦め(0歳は認可園の申し込み自体をしていません)、1歳クラス入園を目指して、戦略的に保活をしました。そのフリーランスならではの入園対策をお伝えする前に、まずは都内で認可保育園へ入園できるリアルな“合否ライン”について整理しましょう。
認可園入園はいかにポイントを加点するかの勝負
ここからまとめていく内容はすべて世田谷区基準ですが、都内はどこも保育園不足なので事情は似たり寄ったりです。
自治体が入園を決める認可保育園は、両親ともに就労している、あるいは就労予定や求職中の場合は誰でも申し込めます。保育の利用基準を見ると、「月48時間以上の就労を常態」とありますから、最低でも週に12時間以上、例えば「週3回、4時間のアルバイト」といった働き方から申し込めます。
とはいえ、単に申し込めるだけ、です。
入園できているのは、ほとんどの場合が「週5日以上勤務し、1日8時間以上就労している」両親ともにフルタイムワーカーです。世田谷区でいうと、「週5日以上勤務し、かつ、週40時間以上の就労を常態」の場合、利用基準指数最高の「50」となります。
このベースとなる「50」が夫婦2人分で「100」あるうえで、産休明け、または育休明け予定「+5」、兄弟姉妹が在園中または同時申し込み中「+5」、同居の祖父母やその他の親族が補完的な保育をできる状態にある「-6」などと、調整基準となる指数が加点&減点されていくので、「100」に加点できる要素を増やせるかが、入園のための勝負どころとなっています。
産休・育児休暇中のフルタイムママの多くは、例えば子どもが9月1日生まれの場合、その翌年の4月に0歳クラスの入園(子ども0歳7カ月)を目指します。ここで0歳クラスの認可保育園に入れたら一番いいですが、0歳クラスは少ない募集枠に対して申込世帯が多いため、育休明けのフルタイムでも入園できないケースが少なくありません。