さて、早いもので、わが子も先日、1歳の誕生日を迎えました。バースデーフォトや一升餅など、イベント盛りだくさんで、楽しいお誕生日を過ごしました。
持ち上げてみて驚いたのですが、一升のお餅って、かなり重いんですね! 2歩ほど歩いたところで豪快に転んだわが子。のけ反るようなその転びっぷりの素晴らしさたるや! バラエティなら120点の転び方。「将来はダチョウ倶楽部に入れるぞ!」と、変な方向へ親バカ心が向かっています。
子どもの誕生日って、自分の誕生日なんかよりずっと感慨深いものですね。
子どもの成長を喜びつつ、「この1年、自分で自分を褒めたいです」と、アトランタ五輪でメダルを獲った有森裕子さん風に言いたい気持ちです(中年感あふれる喩えですみません)。
母になってからの1年は、人生観を丸ごと変えられてしまうほど、濃い時間でした。
「お前みたいに人に合わせないヤツが、よく子育てなんてできるな~」
これは、子どもが生まれてから、所属する事務所の人から冗談めかして投げられた言葉。言われた瞬間、わが事ながら、「いや本当! まさに、その通り! よく言ってくれた!」と、スカッとしました。
協調性ゼロの人間でも、1年間子育て終えられました
そもそも私、子どもができるまでの一番の趣味は、思い立ったらフラっと行く海外1人旅。スケジュールやプランや予算など、人に合わせるのが嫌だからこそ、1人で行っていたわけです。そんな協調性ゼロの人間が子育てをするって、考えてみたらエライことです。赤ちゃんのお世話をするということは、睡眠時間からトイレのタイミングまで、全ての行動を「子ども」という他者に合わせて生活すること。
子育てしてみて思い知りました。私はこれまでずっと、己のペースで生きてきました。そして、色んな人がそんな私に合わせてくれていたんだな。ホント、周囲のみなさまひとりひとりに、土下座して回りたい気持ちです。