都心に住むことよりも子ども達の環境の良さを選択

―― 夫婦ともに霞が関に勤務されているわけですが、ご自宅も官庁がある場所から近いところにあるのでしょうか?

羽田 いえ、通勤には1時間かかるので、都内ですが決して近いとは言えないところで暮らしています。長男を出産後、官舎を出てマンションに移ったのですが、勤務先に近い都心に住むか迷った結果、双方の両親に近く、比較的緑の多い郊外を選びました。結果的にはとても良かったと思っています。

 運の良いことに、自宅のすぐ近くに私立認可園が新設され、長男から三男まで、全員そこに入っています。板橋区になるのですが、そこまで都心ではないこともあってか、保活も都心ほど激戦ではありませんでした。

 また、長男のときには、同じマンションで同じ保育園に通う、同じ年の男の子が3人いました。皆さん第一子のママさんだったので、お互いに悩みを相談しあったり、一緒に家族旅行に行ったり、今でも家族ぐるみで仲良くさせてもらっています。息子達はそれぞれキャラクターが違い、学校では別のお友達と遊んでいるようなのですが、朝も夕方も行き帰りは一緒なので心強いです。

 同じ保育園から8人くらい同じ小学校に進学したので、それも安心でしたね。朝は通学班があるので、他のお母さんとも顔見知りになりましたし、保護者会や学校公開の時に顔を合わせたときには積極的に話すようにしています。

―― 学童保育は、民間学童ではなくて学校の学童保育でしょうか? 何時まで預かってもらえますか?

羽田 公立小学校の学童保育に通わせています。数年前から、保育園とほぼ同じ夜7時になったので、お迎えに行けるようになりました。もっとも、現在はもう少し早い時間帯に、友達と帰ってきています。以前は6時までだったようなのですが、今のように7時までならば、私も主人も職場を6時に出れば間に合うので、シッターさんなどには頼らないで済んでいます。

 夏休み中も仕出し弁当でオーダーできるようになっているので、お弁当を作る必要はないですし、本当に助かりますね。希望すれば6年生まで通えるそうです。本人がいつまで通ってくれるかは分からないですけどね。

 今は、夫に相談して、週2回は朝30分早く出勤させてもらっています。長男の通学班と一緒に学校まで行って、そのまま出勤すると、ちょうど30分ほど早くに到着できるのです。その日は、パパが下の2人を保育園に送って行ってくれます。

 お迎え担当の日は6時くらい、おばあちゃんにお願いしている日は7時くらいには仕事を終えて帰るようにしているので、朝の30分は大きいです。

 夜のお迎えは、曜日では決めていなくて、夫婦でスケジュールを共有できるアプリを使って、週2日ずつ分担しています。曜日固定だとそれに合わないこともあるので、お互いに融通が利いたほうがいいね、ということになりました。

 おばあちゃんが担当の日は、下2人を保育園にお迎えに行ってもらって、長男は学童保育の後におばあちゃんの家に帰るという決まりになっています。