全く問題がない“完璧”な家庭はありません。子どもの成長とともに訪れる課題に全員が「チーム」として取り組み、自分達らしい家族を形成すること--それが「ファミリー・ビルディング」の考え方です。幼児教育を通して6000人以上の子どもと接し、数多くの家庭をコンサルティングしてきた山本直美さんが、悩めるデュアラー世代へアドバイスします。第9回のテーマは「パパとの上手なコミュニケーション法」。家庭にもよりますが、子どもに関することの決定権はママが握っているおうちが多いよう。今回はママの視点から、パートナーであるパパと円滑なコミュニケーションを取るにはどうすればいいか、タイプ別に教えてもらいました。

 こんにちは! チャイルド・ファミリーコンサルタントの山本直美です。

 保育園や幼稚園選びから始まり、習い事や教育方針、しつけ……子どもが生まれると「決めなければいけないこと」の連続ですね。色々調べて悩んでは、パパに相談してはみるものの、「分からないからどっちでもいいよ」と言われ、孤独感がつのるというママの声も。そのうち慣れてしまい、「大事なことはママが決めて事後承諾」というパターンに陥る家庭も少なくないようです。

 夫婦で情報共有をして、子どもに関わることは二人で決めたいと思うのは当然です。でも、ちょっと待って。パパ達にも、それぞれ「タイプ」があります。まずは、相手を理解しないと解決方法も分かりません。

 下の図は子育てや家庭に関することへの「主体性」を縦軸に、ママや家族に対する心の「共感性」を横軸に作成したマトリックスです。今回は、①主体性高い×共感性低い「解決思考パパ」、②主体性低い×共感性低い「指示待ち」パパ、③主体性低い×共感性高い「柔軟なパパ」、④主体性高い×共感性高い「自立型パパ」の4タイプに分けました。

■パパのタイプ別マトリックス

 それでは次のページから、それぞれパパのタイプ別に対話の方法を探っていきましょう。

次ページから読める内容

  • ◆主体性高い×共感性低い「解決思考パパ」には初めに結論を
  • ◆主体性低い×共感性低い「指示待ちパパ」、第三者にも相談を
  • 主体性低い×共感性高い「柔軟なパパ」には頭ごなしに言わない
  • 満足度が高い、主体性高い×共感性高い「自立型パパ」
  • 夫婦二人で家族の課題に丁寧に向き合う

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