子どもが気に入る「良質な絵本選び」にも使える

読み放題で読める作品の一例/『オニじゃないよ おにぎりだよ』(作:シゲタサヤカ/えほんの杜)。おにぎりが大好きなオニたちが、人間が落としたおにぎりを食べたところから物語が始まります。美味しいおにぎりの味を人間に教えようと、人間の町に行ってみると……笑いと切なさと優しさが詰まった1冊です
読み放題で読める作品の一例/『オニじゃないよ おにぎりだよ』(作:シゲタサヤカ/えほんの杜)。おにぎりが大好きなオニたちが、人間が落としたおにぎりを食べたところから物語が始まります。美味しいおにぎりの味を人間に教えようと、人間の町に行ってみると……笑いと切なさと優しさが詰まった1冊です

 「絵本を買ったけれど、子どもが思ったよりも気に入らなかった」「すぐに飽きてしまい、読みたがらない」などという経験はないでしょうか。親がいいと思っても、イラストや話の展開が自分の子どもに嫌がられてしまうと、「せっかく買ったのに」「なんで読んでくれないんだろう」と残念な気持ちになるかもしれません。

 そこで役立つのが、『絵本ナビプレミアムforスゴ得』。事前リサーチとして、子どもと一緒にいろいろなタイプの絵本をタブレットやスマホで見れば、どれが気に入るかがよくわかります。

 「いい絵本は『紙の絵本で持っておきたい』という親御さんが多いように思います。絵本ナビで事前にお子さんの反応を確認してから、実際の店舗に買いに行かれるという声もたくさんいただいています」(奥平さん)

絵本で、ゆったりとした親子のコミュニケーションを

読み放題で読める作品の一例/『キャベツくん』(作:長 新太/文研出版)。キャベツくんが歩いてきて……ブタがキャベツを食べるとどうなる? ライオンが食べるとどうなる? クジラは?次はどうなるんだろうというワクワク感がとまらないお話です
読み放題で読める作品の一例/『キャベツくん』(作:長 新太/文研出版)。キャベツくんが歩いてきて……ブタがキャベツを食べるとどうなる? ライオンが食べるとどうなる? クジラは?次はどうなるんだろうというワクワク感がとまらないお話です

 「絵本の良さは、頭がよくなるというわかりやすいメリットを求めるのではなく、ゆったりとした親子のコミュニケーションの時間をつくるものだと考えています」と、奥平さん。

 「お父さんやお母さんの膝の上で読んであげたり、寝る前に肌を触れながら読んであげたり。親子のコミュニケーションをとるツールとして使っていただきたいと思っています。例えば、自宅では紙の絵本をゆっくりめくり、外出先ではタブレットでたくさんの絵本に触れる……というように、利用シーンにあわせて楽しんでいただけたらと思います」(奥平さん)