子どもの教育費を準備したいけれど、超低金利で定期預金に預けてもつく利息はごくわずか。このため投資にも興味があるものの、大きなお金でトライするのは怖いし、何から始めればいいのか分からない・・・。

 これが、マネーに詳しくない一般的なデュアラーでしょう。そこで、本連載では、投資には超初心者のライターに、生まれて初めて積立投資信託を始めてもらい、その過程をレポートします。

 どんな手続きが必要なのか?証券会社には行かなくていい?いくらから積立可能?どれくらいの手間がかかるの?少ない金額でも相談に乗ってくれる?少額を積立てるメリットって?・・・多くの人が、入口で立ち止まるようなポイントが、きっとクリアになるはずです。

 筆者は、日経DUAL読者のみなさんと同じく、共働きの子育て家庭。小1女子と年少男子の2児の母です。夫は普通のサラリーマンです。

 私がニガテなのが…「お金のこと」。そんな私が、今回「投資を始める」という一歩を踏み出すことになりました。超ドシロウトですがいったいどうなるのか?リアルな話をお伝えしていきたいと思います。

お金のことを考えている余裕なんてない

 我が家では、お金の管理というと、夫婦それぞれのお給料が振り込まれる銀行口座に定期預金を作っている程度です。それ以外は特にやっていません。Webの記事を見ると、投資をしたほうがよさそうだな……と思うけれど。

 「保育園のお迎えにいかなきゃ!」「子どものごはんごはん……」「連絡帳のチェックと宿題と……」「週末の予定も考えておかないと」「今度の土曜、パパが仕事?子どもの習い事送り迎えのスケジュール、考え直さないと……どのママ友に頼もう」などと、やること考えるべきことに追われる日々。あっという間に1週間が過ぎていき、お金のことを調べる時間なんてありません。

 共働きで今のところお金はなんとかなっている。だから、「正直、投資とかしなくても、このままでもいいか…」と思っている自分がいました。

 でも、子どもが少しずつ大きくなるにつれて、「○○ちゃんのおねえちゃんが塾に行きはじめたらしい」「私立中の受験って考えてる?」なんていう話題がママ友から出て、「“教育費”の準備って必要なのかなあ」と、マネーのことが、うっすら頭をよぎっていたところでした。