音波水流で汚れを落とす! 電動歯ブラシは当てるだけ!?

 「ソニッケアーキッズ」は、同社の大人用充電式電動歯ブラシ「ソニッケアー」と同じく、音波水流で歯の汚れをやさしくしっかり落とすもの。水面に軽くブラシを付けるとよく分かるが、振動と振幅で水流を起こすのだ。

 水流といってもブラシの先から水が出ているわけではなく、磨く前にブラシのヘッドをぬらしてから磨き始めると、唾液がたくさん出てきて、その唾液が水流のもとになる

 そして毎秒500回、1分間に3万1000回と非常に多い振動と、幅広い振幅の組み合わせで発生させたこの音波水流により、手磨きより最大で75%(*3)多くの歯垢を除去するという。磨きたい場所に歯ブラシを持っていって当てるだけ。ポイントは強く当てすぎないこと。それだけで、きれいになる

 もちろんこの歯ブラシ自体もすごいのだが、子どもの自分歯磨き力を高めるうえで何より力になってくれそうなのが、「ソニッケアーキッズアプリ」だ。

 「ソニッケアーキッズ」は日本で販売されている「ソニッケアー」製品では初めてBluetooth(*4)を搭載。iPhoneやiPadにダウンロードしたアプリと連動させて使うことができる(OS 9.0以上。iPhone5以降、iPad第3世代以降、iPad mini/iPad Airの全機種に対応。Androidは2017年1月頃対応予定)。

 このアプリが実に、楽しい

アプリ×電動歯ブラシで楽しい歯磨きタイム!

アプリには「スパークリー」というキャラクターが登場する
アプリには「スパークリー」というキャラクターが登場する

歯磨きすると、帽子やメガネといった着せ替えアイテムなど、様々なプレゼントがもらえる
歯磨きすると、帽子やメガネといった着せ替えアイテムなど、様々なプレゼントがもらえる

 アプリには「スパークリー」というキャラクターが登場する。「スパークリー」は歯が汚れているのが大嫌いで、歯磨きをするとニコニコ元気になる。また、毎日磨くことで、例えば一回転してみたり、ボールのように飛び跳ねたりなど、いろんな技ができるようになっていく「成長型」のキャラクターでもある。

 子どもはソニッケアーをこのアプリに接続して自分の歯を磨くことで、「スパークリー」の歯を一緒に磨くことができ、「スパークリー」のお手入れをする感覚で、歯磨きの習慣が身に付き、さらに正しい歯の磨き方が身に付くようになっている。

 「ソニッケアーキッズアプリ」を使って歯磨きをすると、毎回、アプリ内で「スパークリー」に使えるごほうびがもらえる。それは例えばバナナやスイカ、ニンジンなどのおやつだったり、帽子やメガネなどの着せ替えアイテムや「スパークリー」の色を変えられるスプレーだったり、あるいは部屋の背景(アプリ内の背景)だったり。しかもおやつをあげると「スパークリー」が愉快にかわいらしく笑ったり、食べた後にはその食べ物の情報が表示されたりもする。

 とにかく毎回の歯磨きで子どもが楽しめるような仕掛けがあり、「集める」意欲も刺激され、それがグレードアップしていくので子どものやる気が継続しやすいのだ。

歯磨き前にスパークリーが上手にブラッシングするためのポイントを説明
歯磨き前にスパークリーが上手にブラッシングするためのポイントを説明

 アプリ内の歯磨きガイドも分かりやすい。まずアプリの中で歯磨きのスタートボタンを押すと、歯磨き前にスパークリーが上手にブラッシングするためのポイントを説明する。次にブラシ本体の電源をオンにすると、ブラッシング画面が自動的にスタート。画像と音声でブラシの動かし方や歯磨きをする場所を教えてくれるので、正しい磨き方も分かるようになっていく。

ブラッシングを始めると、画像と音声でブラシの動かし方をガイドしてくれる
ブラッシングを始めると、画像と音声でブラシの動かし方をガイドしてくれる

 また「保護者向け画面」では子どもの歯磨き回数や時間をカレンダー形式で記録・管理できるので、磨き忘れた日までしっかり記録しておける。さらに歯磨きをした際のごほうびも自由に追加設定でき、例えば「遊園地に行く」や「おもちゃを買う」など子どもが喜ぶごようびを用意しておけば、子どものやる気をさらに高められる。

 歯磨きのモードには標準設定である「やさしいモード」と、振動に慣れていない子ども向けの「さらにやさしいモード」の2つのモードがあり、小さな子どもでも使いやすい

 電動歯ブラシのハンドルは、人間工学に基づいてデザインされていて、小さな子どもが握ったときにフィットしやすいのも特徴。本体とブラシを合わせて135.4gというのは子どもにとっては重すぎるのでは?と思うかもしれないが、このハンドルの握りやすい形状により、重さが負担になることはない。ブラッシングのために細かく動かす必要もないので、子どもが重くていやだと投げ出すようなことはないのだ。

 ハンドルについている電源ボタンも子どもでもオンオフ操作をしやすいように、大きくシンプルにデザインされている。

 では、前述の日経DUAL読者ママと、年中から小学校2年生までの子ども達は、使ってみてどんな反応を示しただろうか?まずは、フィリップス エレクトロニクス ジャパンの歯科衛生士指導の下、試してもらった様子をお伝えしよう。

*3 Milleman J, Putt M, Olson M, Master A, Jenkins W, Schmitt P, Strate J. International J Pediatric Dent. 2009; 19:s1
*4 Bluetooth®のワードマークおよびロゴはBluetooth SIG, Inc.が所有する登録商標であり、 Koninklijke Philips N.V.またはその関連会社は、これらのマークをライセンスに基づいて使用しています。その他の商標や商品名はそれぞれの所有者に帰属します

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