「今日から叩かない、怒鳴らない」宣言で、子どもへのアプローチが変わる
「あなたはひとりじゃない! つながるってすてき!」を合言葉に、育てに関わるすべての人に笑顔を届ける「ホリプロ保育園」。子育てに関するステキな活動をされている方を取材し、300本近い動画を配信しています。今回は、育児情報誌『miku』編集長・高祖常子さんがご来園!
安田:3児のママでいらっしゃる高祖さんは、育児情報誌『miku』編集長をはじめ、NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク理事も務めておられますが、今日着ていらっしゃるのは「オレンジリボン運動」のTシャツですね?
高祖さん:はい、「オレンジリボン運動」は、子どもへの虐待をなくすことを目的とした活動です。児童虐待の相談対応件数は、年々増加しています。子ども虐待は、身体的虐待、性的虐待、心理的虐待、ネグレクトの大きく4つに分けることができるのですが、叩いたりするだけでなく、言葉での暴力や、子どもを無視したり、兄弟間で差別したりすることも虐待になるんですよ。
安田:昔は学校で先生にげんこつされたり、廊下に立たされたりしたものですが……昔と今とでは違いますよね? 今はどこまでが「しつけ」で、どこからが「虐待」になるんでしょうか。
高祖さん:「子どもが心や体に耐え難い苦痛を感じることであれば、それは虐待である」と考えるべきだと思います。あくまで子どもの側に立って考えることが大事です。子どもをひとりの人間として尊重し、「子どもはどう感じているだろう?」という視点に立って判断していく必要があると思います。
安田:そして高祖さんは「叩かない子育て」についても全国で講演されていますが、「叩かない子育て」ってできるんでしょうか? 頭で分かっているつもりでも、私は子どもを怒鳴ってしまいます……。叩いてしまったこともあります。どうやったら怒鳴らないで、叩かないでいられるのでしょうか?
高祖さん:今のママやパパたちは、いろんな思いや悩みを抱えて子育てしていますよね。しんどいこともたくさんあると思いますが、ひとりで抱え込まず、どんどん周りに相談し頼りましょう。だって、「叩きたくて子どもを産んだママは誰もいない」と思うんです。私が講演会などで悩んでいるママたちにお伝えしていることは「今日から叩かない、怒鳴らない、と決めましょう」ということです。叩く、という選択を1回ゼロにしてみましょうと。「叩かない」と決めると、困った場面を切り抜けるために、子どもの気持ちを聞いたり相談したりする必要があります。そのほうが子どものコミュニケーション力も高まります!
>>インタビュー動画をご覧いただけます>>
自転車に乗れない子が30分で? 小学校入学前に自転車デビューを目指そう!
さて、「4歳の夏が勝負」といわれる自転車練習。なかなか補助輪が外れなくて悩んでいるパパ・ママも多いのではないでしょうか? そこで今回の子育てグッズのお試しは「へんしんバイク」。3~6歳向けの“わずか30分で子どもが乗れるようになっちゃう自転車”なのだそうです。
安田:…えーーー!?︎ 本当に!?︎ いやいや、うちの子たちは、無理じゃないかなぁ……。
「へんしんバイク」を開発&販売している株式会社ビタミンiファクトリーでは、全国各地で「30分で乗れる自転車教室」を行なっているとのことで、3歳と6歳の子どもたちと体験に出かけました!
次ページから読める内容
- 秘密兵器は「乗れるようになる前」と「なった後」で変身する1台2役の自転車
- さあ、自転車教室へ! 親も目からウロコの「乗れるようになる秘訣」
- 「特訓」は必要ナシ。楽しく遊ぶうちに自転車乗りが上達
- ブレーキかけやペダルこぎ……本格的な自転車練習もゲーム感覚で
- 子どもを自転車嫌いにしないために、無理せず乗れるものを
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