家族のイベントのプランニングを子どもに任せてみても

 とあるママのご相談を受けたときの話です。ライフイベント表を見ながらため息をつくご相談者さんに、その理由をうかがったところ、「夏休みってどこかに連れていかなきゃと思うけど、イベントを考えたり、旅行先を探すのがしんどくて、気が重たくなるのよね~」とのこと。

 やらなければならないことが目の前にあると、「子どもとの時間をつくらなきゃ」「旅行も連れていかなきゃ」などと、だんだん義務感を感じるようになったり、まるで「仕事のゴール」のような気がしてくることがあるかもしれませんね。

 そこで提案したのが、「子どもと一緒に考える」ということ。

 小学生のお子さん2人が、パソコンでユーチューブやネットを見ているとのことだったので、ライフイベント表を見せて、「来年はどこに行きたい?」とまずは、子どもに行き先を考えてもらったのです。そこで決まった行き先は、高知県!

 行き先が決まったらその次は、「高知県のどこに行きたい」「何をしたい」「何を食べたい」ということを、子ども達に考えさせるのです。すると、自分がこれから行くところを考えるのだから、一生懸命に探します。子どもも家族の一員。すべてを親がお膳立てするのではなく、子どもにもしっかり活躍してもらいましょう!

 パソコンをあまり触らせたくない場合は、図書館で借りた旅行の本を見ながら大まかなプランを考えて、都道府県などの行き先が決まったら旅行雑誌などを1冊買い、子どもに考えてもらうといいですね。

 また、別のご家庭では小学生と中学生のお子さんだったので、旅行の予算を伝えて、入場料なども踏まえたうえで、プランニングを任せていました。

 このように、ライフイベント表を作ることは、家族の予定を考えるだけでなく、子どもの自立を促しながら、親がチョット楽することにもつながるのです(笑)。