プログラミング「を」学ぶのか、プログラミング「で」学ぶのか
NPO法人 CANVASのプロデューサー、熊井晃史さん。CANVASでは子ども達の創造・表現力をテーマにしたワークショップ・イベント、セミナーを企画・開催しており、プログラミングのワークショップも多数開催
「プログラミング」と聞くと「コンピュータを使って何かをすること」だと思う人は多そうです。もちろんそれは、正解です。ただ、コンピューターを使って何かをすることを「目的」とするのか、それとも「手段」とするのかで、学ぶ姿勢、学ばせる姿勢も変わってきそうです。
子どものクリエーティブ教育を豊かにするNPO法人CANVASのディレクター、熊井晃史さんは「プログラミングを学ぶのか、プログラミングで学ぶのか、その違いは大きいですね。子ども達に“プログラミング言語”を学んでほしいのか、それとも“プログラミング的な思考”を学んでほしいのかによって、スタンスが分かれます」と言います。もしかしたら親世代は、プログラミングで何をするかを重視する人が多いかもしれません。ところが「文科省の指針では、小学校の間はどちらかというと考え方を学ぶことを重視しています」と熊井さん。
ではプログラミング的な考え方、プログラミング的思考とは何でしょうか?
次ページから読める内容
- プログラミング的思考が論理的思考を養う
- 小学生がプログラミングを無償でできる学習環境がある!
- プログラミングでは失敗に価値がある!
- 何歳からすべき? 未就学児には早過ぎる?
- 自分の意思でロボットが動かせる=プログラミング
- 親が苦手だから習わせたい!ではダメ!?
- テクノロジーに触れるワークショップに参加してみた!
- プログラミングを小5から始め、高1からプログラミング道場主催、というケースも