ノズル交換無しにすき間をスイスイ
「壁際が掃除しにくい」。これも、コードレススティック掃除機に対する大きな不満点だ。実は、日本の家では「部屋の隅や壁際は、部屋の中央に比べて、ほこりやごみが4.5倍もたまりやすい」(パナソニック)ので、重要なポイントだ。
イットでは、ノズルを壁際に当てると前面のシャッターががばっと開き、壁際のゴミまでパワフルに吸い込む「ガバとり」構造で、この問題を解決している。ガバとり構造は、パナソニックが三洋電機時代から採用していた技術を導入したものだ。さらに、ノズルにローラーがついているので、壁際に当てたまま横にスライドできるのも大きな特徴。「ガバとり」のまま横にスライドできるので、楽に壁際のホコリを取れるようになっている。
調査では、「ソファなど家具の下が掃除しにくい」「家具同士のすき間が掃除しにくい」という不満も多かった。
通常、すき間などの狭い場所を掃除するためには、ノズルをすき間用の細いタイプに交換しなければならない。これはなかなか面倒なものだ。しかし、イットでは、Tの字形だったノズルが、手首をくいっとひねるだけでI字型になる「くるっとパワーノズル」を搭載。ノズルを交換せずに、そのまま家具と家具、家具と壁のすき間、ソファの下をさっと掃除できる。「iT」という製品名もここから来ている。
I字型時のノズルの幅はなんと5センチ、本体幅も7.2センチなので、かなり狭いすき間でも入る。実際にやってみると、その便利さに感動する。ノズル交換無しで、スイスイといろんなところを掃除できるのは、予想以上にストレスフリーだ。
イットは、リビングになじむスタイリッシュなデザインも大きな特徴。部屋に出しっぱなしにしても、違和感がない。
また、グリップのデザインにもこだわっている。ノズルをT字形からI字形、I字形からT字形に変形するときの手首をひねる動きが楽にできるようにデザインされており、I型でもT型でも持ちやすく疲れにくいデザインになっている。重心の位置にグリップがあるので、動かすときもグラつきにくい。グリップのデザインは、電動工具のデザインを参考にしているという。グリップの裏にある「壁ピタゴム」が滑り止めになり、壁に立てかけても倒れにくいのも便利だ。