複数の掃除機を使い分けるのが当たり前に

 上に挙げた掃除機、掃除道具は、それぞれ得意、不得意があるので、「一つで床掃除はすべてOK」というわけにはいかない。このため、「ロボット掃除機を使う前に、床のものを片付けるのは、面倒。そういうときは、コードレススティック掃除機を使っています。平日はコードレススティック掃除機、週末はロボット掃除機という感じです」というコメントのように、共働き世帯では、複数の掃除機を使い分けるのが当たり前になっている。

 実際、コードレススティック掃除機、ロボット掃除機、キャニスター型掃除機の併用率を調べたところ、23.8%の人が、ロボット掃除機とキャニスター型掃除機を併用。コードレススティック掃除機とロボット掃除機を併用している人も17.6%と2割近くいることが分かった。

コードレススティック掃除機、ロボット掃除機、キャニスター型掃除機の併用率(回答数408)。23.8%の人が、ロボット掃除機とキャニスター型掃除機を併用。コードレススティック掃除機とロボット掃除機を併用している人も17.6%いる
コードレススティック掃除機、ロボット掃除機、キャニスター型掃除機の併用率(回答数408)。23.8%の人が、ロボット掃除機とキャニスター型掃除機を併用。コードレススティック掃除機とロボット掃除機を併用している人も17.6%いる

夫の貢献度は50点以下

 調査では、コードレススティック掃除機とキャニスター型掃除機を、誰が使っているのかも聞いてみた。

コードレススティック掃除機とキャニスター型掃除機

を誰が使っているか
コードレススティック掃除機とキャニスター型掃除機 を誰が使っているか

 コードレススティック掃除機は、「主に妻」が62.6%、「主に夫」が7.6%、「妻と夫が半々」が28.1%。キャニスター型掃除機は、「主に妻」が55.7%、「主に夫」が19.4%、「妻と夫が半々」が21.7%だった。どちらのタイプのユーザーも、半数以上は、主に妻が使っている。

 ちょっと面白いのは、キャニスター型掃除機のユーザーの約2割は、主に夫が使っているという結果。重く、出し入れが面倒という特徴が影響しているのだろう。

 では、妻の側は、夫の床掃除における貢献をどう見ているのだろうか。床掃除における夫の貢献度を、妻に100点満点で採点してもらった。

夫の床掃除の貢献度は50点に満たない
夫の床掃除の貢献度は50点に満たない

 結果は、45.8点と、50点を切った。コメントでも、「なぜ男は四角い部屋を丸く掃除するのか。ちゃんとした掃除は誰も手伝わない。私だけ……」「基本的に、夫には掃除をする習慣がない! 結婚した当初から言いつづけているが、全く改善されない。妻としてはかなり苦痛。大いに離婚原因になり得る!!」「夫と私で汚れの許容度が違うので、私のペースで自分でさっと掃除するのが性にあっています。夫は汚れていると思っていないので怒ってもピンと来ていないと思います」「夫は全く掃除をしません。多少汚れていても文句もいいません。私はどうしてもホコリが気になります。でも、働いているので毎日キレイになんてできません。ということで、間もなくお掃除ロボットを購入します」と、夫に対する不満の声が多かった。妻の不満が多ければ、夫婦ゲンカの原因にもなる。調査では、15.9%が、「床掃除の分担について、夫婦でケンカになることがある」と答えている。

15.9%が、床掃除の分担でケンカになることがある
15.9%が、床掃除の分担でケンカになることがある