お客様との会話が弾み、営業にも好影響が
――モデルルームのスタッフに変化はありましたか?
「お客様との会話がよりはずむようになった」という効果がありました。育児グッズを介して「このグッズ、どこのメーカーのものですか」「こういうベビーカー、うちでも使っているんです」などと、会話のきっかけに一役買っているようです。ママも来やすくなり、現場でも良い影響があることが分かったので、今年は47カ所のモデルルームに対象を広げました。
最初にお話ししたサービス以外にも、各モデルルームごとに、ママ向けのさまざまな活動を行っています。例えば、「パークシティ 武蔵小杉 ザ ガーデン」のモデルルームにはカフェがあり、ママたちの集いの場となっています。講師を招いて、工作などのワークショップも開催しています。「パークシティ柏の葉キャンパス ザ・ゲートタワー」のモデルルームでは、ママたちの声に応えて、モデルルーム内に図書室を設けました。
――こういう試みは、もっと広まってほしいですね。
mama smile モデルルームは、ものすごく特別なことをしているわけではありません。できれば他社にもマネしてもらい、お住まい探しのハードルが業界全体で下がってほしいと思っています。
多くのママたちに足を運んでもらい、くつろいだり、親子で楽しい時間を過ごしてほしいですね。そして、「モデルルームって気軽に見学に行けるんだ」という印象がママたちに広がってほしいと思います。マンションや戸建てに少しでも興味があれば、ぜひ、mama smile モデルルームに足を運んでみてください。
(文/福本千秋 写真/花井智子)