日経DUALの調査によると、住まいを購入した人の約65%が結婚や子どもの誕生をきっかけにしています。子どもが小学校に入る前に、マンションや戸建てを購入したい、と考えているデュアラーも多いのではないでしょうか。

最初にすまいの購入を意識したきっかけ(2016年3月「共働き世代の住まいに関する調査」より、n=301人)
最初にすまいの購入を意識したきっかけ(2016年3月「共働き世代の住まいに関する調査」より、n=301人)

小3から1才まで、1男3女のパパでもある三井不動産レジデンシャル市場開発部ブランドマネジメントグループの山本洋介さん。自身の子育て経験が「mama smile モデルルーム」が生まれるきっかけになったそうです
小3から1才まで、1男3女のパパでもある三井不動産レジデンシャル市場開発部ブランドマネジメントグループの山本洋介さん。自身の子育て経験が「mama smile モデルルーム」が生まれるきっかけになったそうです

 戸建てやマンションの購入を考えている人にとって欠かせないのが、モデルルームの見学です。モデルルームで部屋の間取りや設備、建物の模型を見たり、保育園や図書館、学校、スーパーなどの周辺情報を知ることで、そのマンションや戸建てでの生活を具体的にイメージすることができます。

 でも、赤ちゃんや幼児を連れての見学だと、「泣きだしたらどうしよう」「途中で授乳の時間になったら?」「周囲に迷惑をかけたくない」「抱っこ紐だけでは疲れてしまう」と心配で、モデルルームに行くことを躊躇してしまうママも多いのではないでしょうか?

 こんなママの心配を払拭するために、大手デベロッパーの三井不動産レジデンシャルが昨年、9つのモデルルームで始めたのが、子育て中のママが行きやすい様々な工夫をこらした「ママにやさしいモデルルーム」。ママたちに大好評だったため、今年は「mama smile モデルルーム」としてさらにパワーアップ、対象となるモデルルームも全部で47カ所に拡大しました。

 不動産業界では他に例がないユニークな取り組みであるmama smile モデルルームの“生みの親”は、同社市場開発部ブランドマネジメントグループの山本洋介さん。4児のパパでもある山本さんに、mama smileモデルルームをつくることになった経緯やサービス内容について、じっくり話を聞きました。