プライベートな部屋に祖父母が通らずにすむ動線を確保する

 親子であっても、考え方やライフスタイルは別々。「近居」「遠居」の場合も、二世帯同居と同じように親子間の気配りは欠かせません。

 では、お互いに生まれがちな気兼ねや気苦労を、家づくりの工夫で減らすにはどうすればいいでしょうか。

 たとえば、祖父母に日常的に育児協力をお願いする「近居」の場合は、寝室などプライベートな部屋に祖父母が通らずにすむ動線を確保。子どもの衣服や道具を一カ所に集めたデイリークローゼットを用意することで、サポート時の祖父母の手間も省けます。


サポート時に祖父母が探しもので困らないよう、学校や幼稚園の道具を一カ所に収納できるデイリークローゼットを設置。プライベート空間を通らずに必要な物にアクセスでき、お互いにストレスなく過ごすことができます

 一方、時間をかけて来てくれる「遠居」の祖父母にも、将来の子ども部屋を利用して、いつでも泊まってねと気軽に言えるスペースを用意。キッチンの設備や収納も、祖父母とパパママで使いやすいように配慮します。


シンクと調理スペースを分けることで、キッチンをみんなで一緒に使いやすく。忙しい朝も、家族で囲む夕食も、準備から片づけまで全員が参加できます。引き出し式の収納は中が見やすく、留守を預かる祖父母も道具探しに困りません

 さらに、住まいとつながる自然空間「アウトドアリビング」をテラスや屋上に設け、二世帯でランチやパーティーを楽しむことも。


2階のアウトドアリビング「そらのま」があれば、日だまりに包まれたプライベートな空間で、子どもと一緒にのびのびと過ごせます。育児サポートを頼まれた祖父母も、安心して外で遊ばせられます


住まいに自然を取り込んだ生活空間をプラスする、OLDK(OUTDOOR+LDK)の発想で毎日をもっと楽しく。アウトドアリビングにお気に入りの物を持ち込んで、友人とも気軽にパーティーを楽しめます


LDKの一角に子どもの学習スペースを設ければ、家族が同じ空間に集まる時間も増えます。留守中に育児サポートをする祖父母にとっても、LDKにいながら面倒を見られて安心。イマドキの新しい団欒スタイルの提案です

 こうした、子育ての協力を得やすいだけでなく、祖父母とパパママが互いに笑顔になれる住まい。家族みんなに幸せをもたらす「親子コラボ」の家づくりが今、求められています。