A. 大人になってもパパは男子、ママは女子。

 普段は仲が良い夫婦でも、子育てについて話をしていると、「どうして話が伝わらないんだろう?」と相手に腹が立つことがあるでしょう。

 ママはいつも現実を直視して今の問題と常に向き合うスタンスを貫きます。一方でパパは、楽しくない、面倒な話は聞いていることが苦痛なんです。楽しいことで盛り上がっているのに冷めた目のママから現実的な落とし方をされると、パパは冷や水を浴びせられたようでその意味が分からない。

 ふと、親子教室などで出会ったパパ達の様子が目に浮かびます。パパ達に「何か子育てやっていますか?」と尋ねると、「おむつ替えています」「ミルクあげます」「高い高いはよくやりますねぇ」と答えます。そのうち、「タンスより高くすると顔が引きつっちゃうんですよね」「天井くらいからどーんと下におろしてもなりますね!」なんて。

 その盛り上がり方が保育園の男子達とどこか似ている……ママは決して言わないことを嬉しそうに話してくれます。男女の違いは面白いもので、いい悪いではありません。男子の面白さはこういう(ママにとって)"ワケがわからない"ことをしたり、言ったりするところです。

 こうしてみても、やっぱりパパは「男の子」で、ママは「女の子」なんですね。どんなに大人になっても、男女差はそうそう埋まらないものです。保育園では、3歳の女の子達は、ワケのわからない男の子の行動を指摘したり怒ったりすることもせず、微笑んで見守っている様子が見られます。

 夫婦で話をしていて、ママがパパに(否定的な)何かを言いたくなったときは、ママもちょっとだけ気を遣って、つい発してしまう嫌な言葉を控えてみてはどうでしょう? だって男子の一番の魅力は、現実を考えることだけに留まらない柔軟な思考なんですから。できないだろう!とママが感じることでも、急にやってのけたりするのもパパだし、納得さえすればとても誠実にやり遂げられるのもパパですから。

 もちろんパパも「面倒だなぁ…」なんて表情は、控えてあげてくださいね。女子の話をうんうんと頷いて聞いてあげることの楽しさを積極的に見つけてくださいな。それはきっと、仕事にも活きるはずです。