子育て中のDUAL読者に見てもらいたい映画を紹介する連載コラム「今週の発散映画&DVD」。今回話を聞かせてくれたのは『世界の果てまでイッテQ!』の“お祭り男”企画などで、子どもから大人まで楽しませてくれる大人気のお笑いタレント、宮川大輔さん。テレビではあまり語っていませんが、宮川さんは5歳の男の子を持つイクメンパパです。

その宮川さんが、大迫力のアクション・アドベンチャー映画『ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>』で初の日本語吹き替えに挑戦しました。『ミュータント・タートルズ』シリーズは、1984年の原作コミックの誕生以来、TVアニメ・ゲーム・映画・玩具など、様々なジャンルで世界的なブームを巻き起こし、世代を超えて愛され続けています。宮川さんが声を演じるのは、タートルズファンの間ではおなじみのパワフル最狂コンビ<ビーバップ&ロックステディ>のロックステディ。ビーバップの声は、オリエンタルラジオの藤森慎吾さんが演じています。

『ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>』公開に先立ち、単独インタビューに応じてくれた宮川さん。親子で楽しめる本作について、そして育児についてもたっぷりと語ってくれました!

いつもは体を張る仕事が中心。声だけで表現するのは難しかった!

宮川大輔

1972年9月16日生まれ、京都府出身。1990年、NSC(ニュー・スター・クリエイション:吉本興業の養成所)大阪校9期生に。お笑いタレント、俳優として活動。主な出演作に、映画「パッチギ! LOVE&PEACE」「大日本人」「ガチ★ボーイ」「隠し砦の三悪人THE LAST PRINCESS」「ドロップ」「さらば愛しの大統領」「オー!ファーザー」「Zアイランド」、TVドラマ「シバトラ 童顔刑事・柴田竹虎」「銭ゲバ」「お助け屋★陣八」「赤めだか」、バラエティー番組「世界の果てまでイッテQ!」「満天☆青空レストラン」「炎の体育会TV」「人志松本のすべらない話」などがある。

清水 吹き替えのお仕事は初めてだそうですが、ロックステディのすごく楽しいキャラクターが伝わってきました。これまでのお仕事と比べて何か違いはありましたか?

宮川さん(以下、宮川) ありがとうございます。キャラクターが伝わってうれしいです。声のみの仕事はトークや芝居と違って、身振り手振りで伝えることができませんよね。普段は体を張ったロケをやらせてもらっていることもあって、体全体で表現することが多いんですが、声のみでキャラクターになり切ってセリフを言うのは、やっぱり難しかったです。

―― 関西弁でのセリフは宮川さんのアイデアですか?

宮川 いえ、監督の指示です。ほんま、関西弁でええんかなと思ったんですけど、僕の個性を出すようにと言われましてね。

ビーバップ(左)とロックステディ(右)
ビーバップ(左)とロックステディ(右)