シンガポールでの生活には、所得アップ以上に生活コストがかかる場合が多い
シンガポールでフルタイムワーカーの平均月収は約30万円です。日本の平均年収は415万円(2014年)なので為替レートにもよりますが、似たような所得水準です。税金や社会保険は以下の通りです。
一見、社会保険料の負担が軽くなるように思えるのですが、シンガポールでは医療費が高額なので(日系クリニックの場合、風邪でも3万円前後かかる場合も)、民間の医療保険などに加入してカバーをするのが一般的です。保険の種類にもよりますが、家族で年100万円弱支払うイメージです。
そして次に高いのが教育費です。生後間もなく預かってくれる保育所のような施設や、1歳半から長時間預かってくれるローカルの幼稚園も利用できるのですが、月10万円前後かかるのが一般的です(多くのところはすぐに入れます)。
子どもが二人だとスクール費用が高額になるので、子どもの面倒は外国人のヘルパーさんにお願いをする(月10万円弱で住み込みのメイドさんを雇える)というカップルも多いです。小学校からも外国人がローカルの学校に通う場合は費用が割高(条件や学年によりますがざっくりと月5万円前後)になりますし、日本人学校もインターナショナルスクールの扱いになるので日本の公立のような値段ではなく月5万円前後かかります。日本人学校以外のインターナショナルスクールは年間250万円前後かかることが一般的です。この辺りは後々詳しく触れようと思います。